教育・子育て

葛飾の夜間中学から「心よ、壁を越えてゆけ」

きのうNHKの「プロフェッショナル 仕事の流儀」は 葛飾区にある夜間中学の教師 入江陽子さん(53歳)を取り上げていた。 「えっ!葛飾区にもあったの!」 最初は驚きだった。 なにしろ松戸市で自主夜間中学があることを知ったときに、 その原点は荒川区…

こどもの日でいま思うこと

子どもの人口が過去最低。 4000万人以上の人口を持つ国としては これまた割合で最も最低。 いまの日本はこれだ。 この中でこどもの日と言われても いまのこどもたちはピンとはこないだろう。 なにしろいまのこどもは生まれた時から 大人の事情で右に行っ…

きょう3月10日は「東京都平和の日」です

東日本大震災が起きたのは2011年3月11日、 そして、 1945年3月10日は いまの台東区や墨田区などの 下町を中心に襲われた 「東京大空襲」があった日だ。 この日は「東京都平和の日」に定められている。 私の母方の祖母(故人)も 空襲の中で逃…

初めてのオペラに感動! こんにゃく座公演「森は生きている」

いい作品、いい芝居に恵まれて良かった。 先月の21日、世田谷パブリックシアターの オペラシアターこんにゃく座創立50周年記念公演 「森は生きている」。 自由な風の歌合唱団の紹介で見に行った。 この合唱団を率いた作曲家・林光氏の台本・作曲だからだ。…

元高校球児と急性脳症と(家、ついて行ってイイですか?)

17日のテレビ東京「家、ついて行ってイイですか?」では 私にも他人事でいられない家族が出てきた。 まず道の駅「保田小学校」での 中山さん一家。 お父さんは習志野高の高校球児で お母さんはマネージャーで 大学のときに再会して交際が始まったそうだ。 …

「学術会議任命拒否」新聞のインタビュー記事に騙されない方法

新聞の違いは「社説」と論説記事の違いだというが 一面から社会面までじっくりと読んでみると その主張と裏付けとなる根拠において 切り口や「料理法」の違いに気づくことが多い。 さらにこれがフェイクニュースにつながる 危険性をはらんでいる例も見かける…

千葉と沖縄の高校生が手紙で「交流授業」(ちむりぐさ 菜の花の沖縄日記も)

沖縄県は独自の3度目になる「コロナ」緊急事態宣言を 出したというニュースを見たが、 18日の東京新聞の千葉版では 私の母校の隣にあった、 千葉県立国府台高校(きたろうさんの母校!)と 沖縄の県立普天間高校が 手紙で沖縄の基地問題を聞いて考えると…

読売の元旦一面でぶっちゃけ「こんなの新聞記事じゃない!」

なんだこりゃ。 「週刊新潮」の後追いかよ。 独自の調査で記事にしたといっても 何が言いたいんだか さっぱりわからない。 「週刊新潮」を読んだ人間ならば やっぱりそうなんだな、中国ってやつは 汚いことをする。 また日本がつくったものをパクって 軍事転…

モースと熊谷と(熊谷空襲の戦跡を歩く・番外)

エドワード・S・モース(1838~1925) アメリカの動物学者で 明治維新が始まった頃の標本採集のために来日し 大森貝塚を発見したことで知られている。 というか、私が知っている範囲では この知識といった感じだが、 熊谷空襲のフィールドワークに…

埼玉県杉戸町で芭蕉の跡を見つける

(承前・きのうのつづき) 東武動物公園駅を降りて 南口から、旧日光街道の方へぶらぶら歩いていると 大落古利根川沿いにある神社に このような石の山を見た。 これは富士浅間神社の神をまつった塚で 杉戸にも富士山信仰があったことを示しているそうだ。 こ…

熊谷空襲の戦跡を歩く(6)

(承前・きのうのつづき) 石上寺から、星川通りを歩いている途中に 「戦災者慰霊之女神像」があった。 1975年(昭和50年)8月16日に 長崎平和公園の平和祈念像を手掛けた 人間国宝の北村西望氏の作である。 その隣には碑文があった。 「慰霊碑建立…

熊谷空襲の戦跡を歩く(5)

(承前・きのうのつづき) 星渓園の隣にある、 星河院・石上寺(せきじょうじ)。 ここにも空襲で被害にあった跡がある。 本堂の向かいに立つ このケヤキの木。 縦に割れたところがあるが これが空襲で焼けた跡なのだと 住職からの話で聞いたのだ。 さらに本…

熊谷空襲の戦跡を歩く(4)

(承前・きのうのつづき) 熊谷寺(ゆうこくじ)の正面から 八木橋百貨店の入り口に。 ここで案内役の米田主美さんらが 教えてくれた2つのポイント。 まず一つ目は 戦前まではこの百貨店のある地点を 旧の中山道が突っ切っていたのだ。 空襲のあとに大規模…

熊谷空襲の戦跡を歩く(3)

(承前・きのうのつづき) 大きな通りを歩いている途中で 小さな駐車場があった。 その隣の塀に説明版が。 「この駐車場の奥に石灯篭があります。 空襲で焼け残ったものです。」と案内人の米田主美さん。 どこだろうと駐車場に入ってみたら 左奥にそれがあっ…

熊谷空襲の戦跡を歩く(2)

(承前・きのうのつづき) 12月13日、熊谷駅東口で13時に待ち合わせた フィールドワークの参加者は7名。 そこに案内役の米田主美さんと清水貴子さん、 いずれも「熊谷空襲を忘れない市民の会」の メンバーを先頭に出発。 駅からまっすぐ北へ直進して …

熊谷空襲の戦跡を歩く(1)

駅から1km以内、 探せばわずかにある。 しかし誰も関心をもたなければ 過ぎ去ってそのままに。 そして風化してしまう。きのう、新聞うずみ火の 埼玉県の読者を中心に 終戦前の1945年8月14日の深夜に起きた 熊谷空襲のフィールドワークに 行って来た。 案内…

西新井の風景(白石正輝足立区議・厚生委員長辞任へ)

休日にちなんで先月31日の出来事から付け足しを。 白石正輝足立区議の発言に抗議する集会に 参加する前に、初詣の時しか行かない 西新井大師に寄ってきた。 元旦はギッシリと満員状態になる境内も この日は広々として余裕で本堂へ お参りをすることが出来…

懐かしい、学校プリントの思い出

15日の「新聞うずみ火」埼玉読者の集いでは 昨今の新聞の事情から 活版印刷、つまり活字を集めるところから 製本や新聞などを製作することが いまでは少なくなったこと。 それから、 昔は労働組合や地域の市民団体の 機関紙(便りなど)をつくるときは 活…

専大松戸高野球部 夏の大会準優勝に拍手を!

今年は「新しい生活様式」で 「特別な夏」だと 大人たちは勝手なことを言っている。 おかげで子どもたち(未成年)は、 夏休みが減って 熱中症対策かコロナ対策かと あちこちで振り回されている。 それでも高校野球が 甲子園でセンバツ出場校が 招待試合をや…

コロナ禍で失業・生活苦 それでも生きることをあきらめないために

先月26日の日曜日、 NHKの「目撃!にっぽん」 フジの「ザ・ノンフィクション」 そして深夜の「NNNドキュメント」(録画して翌日夜に)を 見て思ったこと。 苦しくても生き続けたい人たちに 何をどうすべきかということ。 それをどう考えたらいいのか。 …

コロナ禍で「合唱」ダメでも「君が代」は強制ってダメじゃん!

24日に行われた 「自由な風の歌」合唱団のワークショップの 参加のお礼メールがきのう届いた。 飯村孝夫先生の「リズムを捉える(リズムは動くものだから)」指導のことや 様々な制約がありながら参加者の皆様の協力のおかげで 行うことが出来たことに感謝…

コロナウイルス禍でも休めない労働者からの訴え(2)

(きのうのつづき) 【福祉教育の現場】 山口善久さん(杉の子保育園分会)から。 保育園内は、3密の状態にならざるを得ない環境で、 自治体も保育園を利用する家庭に、 極力の登園自粛を要請するなど、 感染拡大防止のために努めてきた。 しかし保育を必要…

隠れた名曲を見つけた!「葡萄と風と赤とんぼ」

13日に放送された BS-TBSの「ドキュメントJ」を見て コロナウイルス禍で出来なくなった 合唱への意欲が抑えられなくなった。 テレビ山梨制作の 「葡萄と風と赤とんぼ」だった。 番組は昨年の12月いっぱいで 閉店する老舗の紙問屋から始まった。 …

NHK「ドラレコは見た!」に意義あり!

きのう見たNHK総合の「ドラレコは見た!」で 日本のドラレコ映像で 小学生が道を譲ってくれたドライバーに お辞儀をして感謝をしたことを見た 中国の子ども(小学生)が それを真似て 横断歩道で同じことをやったことが ニュースで伝えられたことをやって…

オンライン授業をやってほしいという声に

「学校でできないプログラムを送って、 親の教師化が求められている。 授業の再開に恐怖すら覚える。」 いったいどういうことなのか? 16日の東京新聞千葉面で 15日に松戸市の母親の有志グループが オンライン授業の推進を求める要望書を 松戸市長と同教…

コロナウイルス感染拡大だから考えたい 子どもの権利はわがままか?

千葉県は5月末まで コロナウイルスの 非常事態宣言が続く一方(20日現在)で 一部の県が経済活動などの 自粛要請の解除が始まっている。 しかし、子どもたちの状況は 学校を休校して 家に閉じこもるのを善しとするのが いまだに変わりない。 もっとも外を…

「9月入学」の議論は「コロナ感染」とは別問題だ

小中学校の休校が長引くなかで、 5月2日に 立憲民主党の福山哲郎氏の youtubeチャンネルを見る機会があった。 (なにしろテレビが面白くないので) 「#一斉休校下の子どもたちを考える」というテーマで 元文科事務次官の前川喜平氏と 京都造形芸術大学教授…

虐待はしつけの結果で起きたことなのか 野田女児死亡で父親に懲役16年の判決

日本という国は 教育としつけという目的で 虐待と洗脳と服従という 人権に反する行為が許される。 何しろ、引きこもりにある子どもを 父親が殺しても 世間的には、父親が同情されることが 多いのだから。 昨年1月に起きた野田市の 女児虐待死事件で 傷害致…

国会でヤジ「だったら結婚するな」のバカバカしさ

またしても品位のないことを国会でやっている。 というよりこれしか関心が持てないのも何だが、 「衆院代表質問で22日、 国民民主党の玉木雄一郎代表が、 選択的夫婦別姓の導入を求めたところ、 それなら結婚しなくていい、という 趣旨のヤジが飛んだ。 終…

「引きこもり 心の扉を叩き続ける」とは 石川満さんの場合

「引きこもり」からを脱出させるよりも その当事者と対話するだけでも、 どれだけ苦労することかはわからない。 時には心を鬼にして全面的に 戦争めいたことを仕掛けてでも 「更生の道」へ無理矢理持っていくこともあるようだ。 しかし、この人物は まったく…