埼玉県杉戸町で芭蕉の跡を見つける

(承前・きのうのつづき)

東武動物公園駅を降りて

南口から、旧日光街道の方へぶらぶら歩いていると

大落古利根川沿いにある神社に

このような石の山を見た。

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これは富士浅間神社の神をまつった塚で

杉戸にも富士山信仰があったことを示しているそうだ。

この神社は厳島神社金毘羅神社が合祀されているほかに

河原稲荷神社がすぐそばにある。(建物が)

日光街道の宿場町だけのことがあるが

じつに多くの神様が同居しているものだなぁと

驚いてしまった。

自転車で近くを通りかかった人からも

古利根川から流れた大きな石で

 これを造ったそうですよ。

 すごいもんですよね。」と

ちょっとした説明が。

なるほど。川の流れもそうさせたのか。

街道を歩いて人々が往来しただけではないようだ。

さらにこの富士山の塚には

この石碑が埋め込まれていた。

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近くにあった案内板を見たら

奥の細道」の松尾芭蕉の句碑だったのだ。

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「八九間(はっくけん)空で雨ふる柳哉(やなぎかな)

 はせ越(お)」

碑から読み取るのは難しかったが

1958年(昭和33年)に川の改修工事を行うために

この塚(浅間山)を移築するときに見つかったと

書いてあった。

「はせ越」は芭蕉のことで

この杉戸を通過したのは

1689年(元禄2年)3月28日のことで

深川(江戸)から旅立ってその翌日のことだったそうだ。

その日に泊まったのは間々田宿というから

かなりの距離を移動したものだと思ったら

出発当日は粕壁宿、つまりいまの春日部市に泊まったとの

記録が弟子の曽良が書き留めていたことを

後で知ることが出来た。

(7月1日には子どもの健やかな成長を祈る行事として

 初山参りが行われているとのこと)

 

何の目的もなくこんな街歩きをしていると

思わぬ収穫があることは

とても嬉しいことである。

このあと「流灯まつり」の碑や

幕府の命令や法令を伝える

高礼場(こうさつば)が復元されたものや

漢方医虎屋の松、そして道標などを見た。

 

また桜が咲いたころに見に行きたいなと思いつつ

春日部・越谷を経由して帰宅したが

途中で「GoTo」のクーポンを使う時が

まさに悪戦苦闘。

だってスーパーやコンビニ、ドラックストアまたが

チェーン店の食べ物屋しか使えないんだから。

(メジャーな観光地なら少し違うようだが)

結局、「クレヨンしんちゃん」の

「サトーココノカドー」のモデルになった

イトーヨーカドー春日部店で

「マルセイバターサンド」と埼玉の地酒を買って

終わりにしました。

(この項おわり)

川学!!大落古利根川(おおおとしふるとねがわ) 越谷市公式ホームページ (city.koshigaya.saitama.jp)

杉戸宿めぐりに参加。杉戸の名所・旧跡を歩いてきました。 | 疑問を解決! (cazag.com)