コロナウイルス感染拡大だから考えたい 子どもの権利はわがままか?

 千葉県は5月末まで

コロナウイルス

非常事態宣言が続く一方(20日現在)で

一部の県が経済活動などの

自粛要請の解除が始まっている。

しかし、子どもたちの状況は

学校を休校して

家に閉じこもるのを善しとするのが

いまだに変わりない。

もっとも外を見ると

公園で元気に遊んでいたり

スケートボードをやっていたり

する風景をよく見かける。

だが、それをいいと思わない

大人が砂場に大量のカミソリを入れたり

警察に通報すると

不要不急の脅し(自粛警察とかコロナ自警団と呼ばれている)

をかけているらしい。

なんとも情けない限りだ。

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松戸市民ネットワーク(松戸で生きたい私たち)の機関紙

「たんぽぽ」の最新号では

子どもの権利条約

コロナ問題に翻弄される子育てと

教育に関するこれからについて

事実を分析して記事にしている。

まず、あの一斉休校については

唐突な政府の発表で

自治体がそれに従ったことによって

子どもと健康に関する

詳しい分析ができず、

これが親や学校関係者に大きな不安を与えた。

もはや感染予防やそれに伴う

学校生活への対策を市民が主体となって

考えられないことの

害は大きいとして

「生きるために政治を変える」必要がある

と述べている。

また、1989年(平成元年)に国連が採択された

子どもの権利条約に関して

「日本は当たり前ではない」現実を取り上げ

体罰が恒常化されたまま、それどころか

児童虐待があちこちで起きているのは

「子どもは『現在』であり未来を築くパートナー」である

ということがほとんど知られてはいないのではないかと

指摘する。

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コロナウイルスの拡大では

多くの子どもたちの感染と発病が警戒された。

しかし休校措置や自粛に関する

社会的な教育や啓発は

実に場当たり的なものに終始している。

大人たちが正解のない選択に

頭を迷わせて

主体的に考える余裕を失っていることが

多いからだ。

それでも「なるようになるさ」

「みんな健康でいればそれでいい」となれば

まだ余裕が持てるだろう。

しかし、受験やスポーツ・文化活動

さらに家族単位での困窮となると

学校(幼稚園と保育所含めて)という

最大のセーフティーネットが停止していることが

一番痛いのである。

記事の中には

子ども食堂やフードバンクが

休止や活動困難を伝えるのもあった。

いま、社会全体で子どもを含む

社会的弱者に目を向けることが

出来ているだろうか。

ニュースやワイドショーは

全くそれを伝えていない。

たまに出るのは

最初に出した件と

子どもたちが手作りマスクを寄付したとか

リモートで何か活動したとか

それくらいのこと。

そうしたくても

何もできない事実ももっと伝えてほしい。

そうでないと

ますます守らなければならない命が

これからも蔑ろにされるから。

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最後に言い忘れた。

子どもの権利をまもることは

決してわがままではないですよ。

 

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