先月28日に行われた衆議院の
東京15区・島根1区・長崎3区の補欠選挙は
いずれも立憲民主党(立民)の候補者が当選した。
その瞬間、よしッ!と叫んだ(そんなに大きな声ではないが)。
ただし、SNS上の声では喜び以外に
「これで調子に乗ってはいけない」と
立憲民主党に更なる努力と奮起を促す声も多かった。
この補選が始まる前に
一部の週刊誌(文春・現代・ポスト)が
もしも今の時点で解散総選挙をしたらということで
議席予測をしたら
れいわ新選組(れいわ)と日本共産党(共産)がわずかながら議席増、
そうなると、維新が自民党にすり寄り
公明党を排除する可能性もなくはないし、
相も変わらず自民党が日本を牛耳ることに
変わりはないということになる。
それでは立憲はどうするか?
同党に復帰した野田佳彦元首相は
立憲と維新が候補のすみ分けのようなことをすれば良いと
言ってたそうだ。
例えば立民は関東、維新は関西と自分たちが得意とする地域で
野党が統一候補を立てれば
接戦で自民党候補に勝てる選挙区が多くなると。
ただし補選の最中からさんざん立民に誹謗中傷を浴びせかけた
維新とこういう形で組むことは考えられない。
過去の参議院選挙では立民・国民・社民・れいわ・共産と
市民連合がひとつになって1人区で勝つための
統一候補を擁立した例があるが
いまでは維新が独自候補を擁立してそれを邪魔するケースがあるだろう。
そうなると、立憲民主党がもっと強い勢力になるしか道がない。
さらに「立憲共産党」呼ばわりされても
「それがどうした!自民公明党よりもマシだろうが!」と
跳ね返せるようにしなければならない。
もちろんそうなるような世論形成も必要だ。
そうしないと政権交代の道はまだまだ険しい。