「総理、いつ能登半島に行っていただけるんですか。」
「今後いつ行くのかということでありますが、
今具体的な日程は決まっておりません。
状況については、日々、
関係大臣等から報告を受けているわけでありますが、
状況を聞きながら、必要に応じて日程等も考えていきたいと思います。」
岸田文雄首相が答弁した内容の一部だ。
その首相が突然にきょう
島根へ行くと報じられた。
まぁ、岸田が能登半島を回ったところで
何の役にも立たないことはよくわかっているが
SNS上での批判は多い。
それだけ復興は遅れて多くの被災者が
いまだに避難生活を送っている状態。
しかも道路網やのと鉄道が全面復旧をしたのにもかかわらず
災害ボランティアが不足しているというのだ。
私も機会が出来たら能登へ手伝いに行きたいと思うのだが
現地では社会福祉協議会が災害ボランティアセンターを立ち上げるのではなくて、
石川県が現地からのニーズを集めて
期間と場所と人数を決めて募集をしている、と
新聞うずみ火の最新号に書いてあったが
石川県の災害ボランティアバンクのHP記事を見ても
登録までは出来るのだが、
どこで募集をしているのかがわからなかった。
それならと県のHPから
石川県災害ボランティア情報の特設サイトも閲覧して
前日に現地に近いベースキャンプで泊って
翌日に活動するのと
現地集合解散で行うのと
事前登録の上で早朝に金沢駅西口を出発して
夕方にまた同地に戻るという
「ボラバス型」という
3つの方法があることがやっとわかった。
そのうち、もっとも募集しているのは
ボラバス型だった。
しかし私でさえも自分の条件に合いそうなのが少なかった。
(5月6日までの予定が入っているのもあったが…。)
うずみ火では編集部の矢野宏さんと栗原佳子さんが
9日と10日の2日間活動を行った。
地震取材でお世話になった方々の
伝手をたどって
募集をしていたことがきっかけに。
大阪からサンダーバードと新幹線、金沢からレンタカーで
輪島工房長屋へ。
のと里山道路は途中から片道通行で2時間半も!
長屋では炊き出しの手伝いを。
自らも被災した料理人たちと小橋さんたちボランティアが
共同で作業。矢野さんたちも野菜切りなどを
取材と並行して行った。
「のと復興ラボ」「ボランティアBASE三井(輪島市)」と
看板がつけられて
なんと170年の歴史ある古民家を蘇らせたのだそうだ。
その建物のなかに畳の部屋に
男女別にテント(1~3人用を使える)を張って
寝袋に入って寝たという。(施設にあるのを)
いまでは長屋から珠洲など一部への配食サービスを続けているということだが
輪島市内では解体作業に4月から受付が始まったそうだが
ここでもボランティア(経験者)が頼りになっている。
いつかは行かなければ。
それまでに出来得る限りの情報を集めておかなければ。
私も小橋さんのフェイスブックをフォローすることにした。