なくなってみるとやはり寂しい。
とはいえ、いつもそこで買っていたのかと聞かれると
「ごめんなさい」としか言えない。
4月21日に我が家の近所にあった
くまざわ書店松戸新田店は閉店したのだ。
10年間の営業だったが
あの時は道をはさんで向かいに
別のチェーンの本屋があったが
くまざわ書店が出来てからすぐに閉店して
いまはクリーニング店になっている。
その頃から古本屋(ブックオフ)とか
Amazonとかで本を買うようになって
くまざわ書店では、たまに雑誌などを買う程度だった。
こんなことがあった。
古宮保子さんが制作した「大陸に新天地を求める・父の生きた記録」を
買うときに、Amazonの検索でもなかったので
版元の新風書房に直接問い合わせたら
「お近くの本屋から取り寄せてください」と言われたので
くまざわ書店に頼んで取り寄せてもらった。
そういえば昔はみんなそうだったと述懐したっけ。
そして閉店1日前にここで最後の買い物を。
宋恵媛・望月優大著「密航のち洗濯 ときどき作家」(柏書房)。
いずれもハードカバーの普通の本だが
そういうのを買うのも惜しいと思った自分をちょっと反省した。
くまざわ書店は松戸駅西口のアトレ(旧ボックスヒル)にあるから
こちらもよろしくとのことだが
駅前は他にも2軒も本屋がある。(ブックオフも東口と西口にそれぞれある。)
競争が過熱してまた閉店ということがなければいいが。
八柱駅前の本屋のなくなったことで
新京成沿線で新書を扱う本屋で知ってるのは
五香駅前の「白樺書房」だけになってしまったのである。