#能登半島地震 2次避難者を無理矢理追い出すのはやめてくれ( #石川県 #輪島市 #能登町 #北陸新幹線 #北陸応援割 #馳浩 #大阪関西万博 )

ほら、これじゃ

観光する気分どころじゃないでしょうが。

今月16日に北陸新幹線が金沢から敦賀にまで延伸して

地元では観光・宿泊の相乗効果が見込まれているというが

元旦に起きた能登半島地震で避難生活を送っている人は

12000人を超えて

いまどこにいるのかというと

2次避難として地元石川県の旅館・ホテルに移っている。

しかし先月末~今月末までに退去してほしいと

期限をつけられているというのだ。

「新聞うずみ火」の最新号の記事より。

 

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それによると、今後の住まいについて

・修復した自宅

仮設住宅

・民間住宅などのみなし仮設

公営住宅

としているが、これまで住んでいた「集落」ごとの

集団による避難を望んでいても

それがままならない(石川県からの回答がない)状況だ。

「せめて(集落に)水が通るまでここにいさせてほしい。」

輪島市門前町の深見地区から

金沢市の片町にあるホテルに2次避難した

六田明憲さん(73歳)。

深見地区はあの地震で集落から外部へつなぐ

2本の道路が寸断されて孤立、

海底が隆起(海側へ4.4㎡拡大)したことで

船での避難ができなくなり

1月12日に自衛隊のヘリコプターで救助されるまで

地元の避難所にガソリンで動く発電機を用意し

食料を各家庭で持ち寄ってしのぎ

その後は、市立門前西小学校から

金沢市内のスポーツセンター、さらに

産業振興館とたらい回しにされて

前述のホテルに落ち着いたが

3月になってまた「移動」を強要されるというわけだ。

住民は70代以上で最高齢は99歳、

子や親類宅に身を寄せた人も少なくないそうだが

みんながそうすることはできない。

「『北陸応援割』で2次避難者がホテルから追い出されるのではなく

  2次避難者を応援する『北陸応援割』にしてほしい。」

県の新たな住まいに関する意向調査に

藤波達二さん(73歳)はそう書きこんだという。

能登町から片町のホテルに避難した。

「安心して乗ってほしいと誘導された船が2月末に沈む。

 助かりたかったら県の4つの選択肢を

 1週間以内に選べという。

 高齢者にとっては4案ではなく『死』案です。」

自分たちが望んでいることにマッチできずに

悩んでいる人が多い、持病が悪化する人のいる。

なにより仮設住宅やみなし仮設・公営住宅なども

すべての2次避難者をすぐに受け入れる状態になっていない。

県の職員はホテルに一度も訪ねていないということで

「寄り添う気持ちがあるのなら、

 避難者に向き合って現状把握してほしい。

 不安をあおるのはやめてほしい。」

藤波さんはうずみ火の取材にそう語気を強めて言った。

その通りである。

避難生活を一旦落ち着いた形をつくってから

次へということが肝心なのだ。

心を折れさせるようなことを避難者に負わせることを

石川県はやめるべきだ。

無理矢理2次避難先から追い出すようなことは

絶対にやめてくれ。

避難している人たちが落ち着いて生活しているところを

確認できなくては、

とても石川県を観光できる気分にはならない。

何度でも言わせてもらうぞ。

www.tokyo-np.co.jp

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