きのうのつづき。
「漫才協会THEMOVIE舞台の上の懲りない面々」を見終えて
近くで昼食をとったあと
東武野田線(アーバンパークライン)で
流山おおたかの森のショッピングモールへ。
通帳記入が出来るATMの関係で。
そこで用事を済ませた後、
野田市駅が新しくなったのでそこまで行こうと思ったら
なんだか演説めいた声を聞いたのでコンコース近くを見たら
こんなビラを配っていたのでもらった。
全統一労働組合流山クリーンサービス分会と書いてあった。
(演説していたまわりに立っていたのぼりもそうだった。)
じっくり読んでみるとこうだった。
①流山クリーンサービスは
千葉県などから許認可を受けて
流山・野田・柏・我孫子市で産業廃棄物と粗大ゴミの
収集運搬業務を請け負ってきたが
過積載や正式な契約を交わさずに回収、
さらに粗大ゴミじゃないのに
勝手に粗大ゴミとして捨てさせるなど
数え切れないほどの法令違反を繰り返していた。
②これに対して8人の従業員(収集運搬員)は
「私たちは違法行為の片棒を担ぎたくない。」として
2021年に全統一労働組合(労組)に加入して分会を結成。
(従業員は当時で30人弱だった、社長の家族も含めて。)
①の是正と、既に賃金の未払いも起きていて
その訴えも労組で起こしたが
団体交渉の一方的な打ち切りと
「逆に訴えるぞ!」と
關(せき)健一社長(当時・2代目で会長の息子)が労組へ脅しをかけた。
③しかし、労組が違法行為の「証拠」を出すと
「これから改善していきたい」と社長は認めたが
去年の1月に千葉県の職員が会社を訪れ
「許認可の取り消しになる」。
これは流山クリーンサービスだけでなく
他の関連会社までが「連座制」で責任を取らされ
役員も「欠格事由」の烙印を押されることで
働く側も「会社が消される」という重大危機を迎えることになる。
④社長は③を受けて
自分が役員に就いている関連会社から「辞任」で手を引き
許認可を「返上」。流山クリーンサービスを「精算」して
従業員のほとんどを「解雇」した。
だが、一部の関連会社の代表取締役に
關氏の義理の弟(元営業担当)が就任したことや
「お金がない」「経営が苦しい」と言いながら
いまでも最高級国産車を手放していないことで、
解雇後に初めて示された決算書では
「会社で買った後、安い値段で社長に売却した。」
これは利益相反行為で会社に損害を出したようなものだと
元従業員たちから怒りが爆発。
④流山クリーンサービスは清算されて会社として
なくなったはずだが、
3月になって「東京に同じ会社がある」という
匿名の情報が労組に寄せられ
確認してみると、千葉県内に登録されていた
「法人登録」が閉鎖されているが
なぜか東京の法務局に移転されていた。
そこで登録にある住所(目黒区)に行くと
なんの変哲のないアパートで
実は複数の会社が登録されていた
「バーチャルオフィス」だった。
会社を畳んだという關氏は
従業員からの話し合いを応じず
欠格期間の「5年」を過ぎたら
「何事もなかったように」会社に復帰するための
準備を行っているという疑いがある。
⑤労組は昨年7月に東京都労働委員会に
救済申し立てを行ったが
何度も調査をしたにもかかわらず
關氏が出席したのは1回だけ。
昨年10月から全く姿を現さず。
しかも解雇の前にこれまで雇っていた
地元の顧問弁護士を解任して
東京の大手法律事務所と契約を結んで多額の顧問料を払って
「一方的な解雇を行ってきました」。
「こんなことは許されません。少なくとも、
税金が使われている公共事業には不適切です。」
自治体としては流山クリーンサービスの違法性を認め
ペナルティを課したまでは良かったが、
まさか清算したはずの会社が「偽装倒産」まがいのことをして
関連会社を新たな根城として
「同じことの繰り返し」を狙っているとは思わなかっただろう。
そして真面目に働いて来た人々が放り出されたままじゃ
關氏とその一族には「天誅!」ものだ。
しかし流山・柏・我孫子・野田の
他から移住したばかりの「新住民」にとっては
産業廃棄物とか粗大ゴミだといっても
ピンとこない人が多く、ビラを受け取る人は
私しかいなかった。(午後2時時点のこと)
しかしそのツケはずっと住み続ければ必ず
住民たちに大きな負担としてのしかかるのだ。
すでに同じ地域で火葬場不足を巡る問題が起きている。
将来の不安を解消されるためにも
元従業員たちが納得できる解決のためにも
關氏はただちに話し合いのテーブルに座るべきだ!