再び八柱・せんぱく工舎へ 八澤季実「おまじない」

すっかり忘れるところだった。

以前夏に行った、八柱のせんぱく工舎(せんぱく工房)の

「おもかじ祭り」で個展を開いていた方から

同じ場所で11月に行うとの案内状をいただいた。

本当なら2・3日のどちらかに行こうと思ったが

他の予定が入ってしまったのだった。

そこで4日の仕事前に少しだけ見に行った。

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2階の突き当たりの左にある

八澤季実さんの「おまじない」展に。

寮の一室をアトリエにした空間は

一つの部屋と同じようになっていて

こたつやマンガ本などが置かれていて

ゆったりした気持ちで絵を鑑賞できるのがいい。

もっともこちらはわずかしかいられないのが

残念なかぎり、そして申し訳ない思い。

その中で一番いいなあと思ったのは

「はじめてのライラック」だった。

花ではなく葉を柔らかい線で描かれていた。

でもそれだけで瑞々しい感触がわかるのが

なぜだろうかと思った。

後は「また会えるといいね」も

そこはかとない温かさを感じさせる作品で

印象に残った。

ひょっとしたらこのアトリエに入った時から

もう「おまじない」がかかっていたのかもしれない。

やっぱりじっくり見る時間を作れなかったのが残念だった。

会期は8日まで。11時から19時まで。

八柱霊園中参道に工舎はあります。

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全日本大学駅伝 東海大学が優勝 國學院は7位

11月の3連休の初日は

夕方に東京の病院に入院している

家長の見舞いに行く。

脳卒中の専門外来のため

面会時間が限られている。

わずかの時間で倒れた直後から

快方に向かう姿を確認してホッとする。

その後中学の同窓会。

自宅に近い場所だったため久しぶりに

3次会まで行き宵っ張りで帰宅したら

家族の一人(50代・女性)が

あわや救急車送りの急病。

しかし翌日の3日朝に病院へ行っても間に合うとわかり

一旦就寝。あとで病因は原因不明。

過労によるものではと報告を受ける。

家長が救急搬送されて一週間。

尽力して苦労をかけたことを少しだけ恥じる思い。

 

やや二日酔い気味で

テレビに注目、全日本大学駅伝

國學院は1区で11位も2区で4位まで上げた。

エース浦野の起用が実った。

その後は9位、6位、4位とめざましく順位が入れ替えられる。

トップ争いも東洋大から東海大、さらに青山学院大

じりじりと迫るなど、8区になっても

最後までわからない混戦状態に。

そして最初に伊勢神宮内宮のゴールテープを切ったのは

東海大学。16年ぶり2度目の優勝だと。

もっと勝っていると思ったが

やはり箱根同様難しいレースというわけか。

そして國學院は健闘して7位。

2年連続のシード権を確保した。

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出雲と同じ最終区を任されたのは土方秀和だった。

区間記録は59分04秒と区間トップの

東京国際大・ムセンビと約2分差をつけられた。

しかし腹部に差し込みを感じながらも

あきらめずに走り切ったこの奮闘には

こちらも大いに励まされた。

箱根駅伝までまだ時間がある。

十分に調整してまた頑張ってほしい。

 

ラグビーW杯は南アフリカイングランドの優勝で

幕を閉じた。

 

daigaku-ekiden.com

松戸市赤十字奉仕団 防災・減災セミナー

災害ボランティアリーダー連絡会からの

紹介があり、改めて防災のための知識をつけるために

10月26日に

地元の赤十字奉仕団が主催するセミナーに

参加した。

場所は松戸市民会館301号室だった。

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開会のあいさつの後に

まず、お昼の防災食に関する説明があった。

ハイゼックスという袋を使ってアルファ米と水(だしつゆも入れて)と

かつお節を入れて鍋で30分ゆでるという方法だった。

この袋を使うことで箸がなくても袋の端っこを切れば

簡単に食べられる。衛生上の問題がないということだ。

もっともお昼ではこのご飯のほかに

わかめご飯やゆかり(紫蘇)ご飯もあった。

またカップラーメンを水で30分かけて戻したものも

試食する。そんなに違和感がなかったのは

味付けが濃いからかもしれない。

お味噌汁の具はサケ缶と切干大根。

いずれも保存がきく食品だ。

(食事は1階の調理室でとった。)

説明の後の講演では

千葉の赤十字の指導講師(稲積修さん)によるものだったが

ここで焦点になったのは

自分の命を守るために何を考えるかであった。

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上の写真は東日本大震災で被災した

岩手・釜石市ハザードマップ

実際の死者が発見されたポイント(ピンク色で白枠の〇)を

重ねたものだが、

あらかじめ危険だとわかっている場所で住んでいる人は

いざという時に逃げる意識を持っている。

しかし安全な場所に住んでいると確認できた人は

逆の意識しかないからまさかの被害を被ることが多い。

これが「正常性バイアス」によって

自助が妨げる現象だということだそうだ。

内閣府世論調査でも災害への備えは重要だと思うが

それに取り組んでいないと答えた人が

50%以上になっているのも

「自分だけは大丈夫」という心理が

先に来ることが問題だという。

では備えとは何か?

まず過去の災害からの想定にこだわらない。

命のためにあらゆる手段で最善をつくす。

そして自ら率先して避難する人になることだそうだ。

(釜石では3・11の時小学校の184人が無事に避難している)

とくに家族単位での備えやもしもの時の対処法は

普段から話し合いをした上で出来ることをしたほうが良いと。

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「もしもあの時大丈夫だと親が言っても

 自分が動いていたなら・・・」と後悔しても遅い。

今回の台風の被害でもこのような声が多かったと。

赤十字のほうでもこれまでは

災害地での救援活動が主体だったが、

救援だけでは命を守ることは出来ないことがわかり

今では事前の防災を広めていく活動を重視するようになったという。

「天災は忘れた頃にやってくる」(寺田寅彦

この言葉をいまこそ活かして

自助共助をすすめるべきだとして話を終えた。

私たちも覚悟を決めてやるべきことを

考えなければならない時が来た。(つづく)

www.chiba.jrc.or.jp

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首里城火災に早くもデマツイートも政府は支援加速化「らしい」

10月31日早朝に起きた沖縄県那覇市にある

首里城の本殿などが焼失した報道には

私もいろいろなことを考えてしまった。

ひょっとしたら普天間基地辺野古沿岸の

移設反対の動きを封じ込めるために、

安倍政権を支持する人間が意図的に

放火したのではないかと思ったりした。

しかし、依然として出火原因がわかっていないとのこと。

むしろスプリンクラー設置に関して

今年9月に文部科学省

文化財スプリンクラーの設置を推奨する文書を配布したが、

現場の責任者は把握していないとの

報道ばかりが先行している。

ryukyushimpo.jp

またツイッターなどでは

「韓国人のせい」

「絶対放火」

「パヨクか外国スパイに放火されたのか」

ネトウヨの謀略といえる行為も出回っている。

その中で昨日の

文化放送「くにまるジャパン極」で

作家で元外務省分析官の佐藤優氏が

「今回の火災に関して私が官邸に問い合わせたところ

 今後の復興支援について既に動いているとの

 声が届いた。

 鈴木宗男さんが官邸に向けて動くべきだと

 働きかけたと聞いている。」

と語り、当日午後に

官房長官が記者会見を行ったのは

こういう理由だったと説明。

沖縄との関係改善のために

このようにしてくれることは良いことだと語った。

しかし、本当に復興へ向けて加速化してくれるかどうかは

今後の動向を見なければわからないだろう。

まして復興と引き換えに

辺野古移設を認めろと脅迫めいたことを

政府が強行する恐れがある。

くれぐれも気を付けなければならない。

こちらも出来るだけの支援をしていきたい。

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町内会長に報奨金が出るってマジっすか!

10月13日の

TBSテレビ「噂の!東京マガジン」を見たら

えっ!という話題があった。

千葉県の山武市では町内会長に対して

申請すれば年間で19000円に

プラスで世帯数×1200円の報奨金が出るのだそうだ。

しかし問題になったのは

20年前に他の市町村から移ってきた世帯同士で

町内会をつくって申請しても

報奨金がもらえなかったということだったのだ。

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(番組の映像より。下の写真も)

理由は市の行政規則に基づき

10世帯以下の町内会には出さない(おおむね10世帯以上と書いてある)

ということだった。

しかし実際には10世帯以下の町内会にも報奨金が支払われているが、

それは3町1村が合併して「市」になる前から

あった町内会なので、当分の措置としてのことだと

山武市側の説明(番組では取材に対してそろそろ見直すことも検討すると回答)。

しかし町内会長は世帯同士の持ち回りとはいえ

個人単位で支払われて、

しかも「報酬」と同じ扱いでは

会長の地位を手放さなかったり、

税金の使い道としての不公平感を生じたりしないかという

疑問もある。

街の声でも「会長は名誉職だからこのやり方はおかしい」や、

「もらえるなら町内会長になってもいい」と

賛否両論に分かれたと番組が伝えていた。

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町内会に支払われるお金については

市町村ごとに違いがあってその方法がわかりづらい。

というより最近は町内会などの活動に

時間をかけられない、煩わしいなどで

入るのを敬遠する世帯も多くなっているということもある。

しかし、山武市では台風15号の被害で

町内会の必要性を強く感じた住民も多くなったという。

(19号と21号関連の被害は詳しく見ていないが)

ならば報奨金ももっと町内会の活動を

本当に奨励できるような制度に改善できるように

各地の市町村が改善することが大切だと思う。

(個人的には渋谷区のやり方が最も良いと思った。)

ちなみに来年、我が家は町内会の当番がやってくる。

集金集めなどの仕事が待っているが、

報奨金のことなど今まで聞いたことがなかったのだ。

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緒方貞子さんとあしなが育英会と

おととい国連の難民高等弁務官として

難民支援に貢献した

緒方貞子さん(92歳)の訃報が入った。

一貫して現場第一主義にこだわった仕事の姿勢に

多くの人々がこの人に感銘を受け

またさまざまなことを学んだという

話の一部が

30日の東京新聞社会面に載っていた。

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そのなかの一つに

あしなが育英会がアフリカの難民支援に乗り出すきっかけをつくったのが

緒方さんだったというエピソードに強く引き付けられた。

玉井義臣会長(84歳)と対談をしたのがきっかけで

支援が始まったのが2014年。

「これからの日本は、アフリカのために何かしてあげなければ。」

と情熱的に語った熱意に動かされたのだそうだ。

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上の写真はあしながのウガンダ支援

「レインボーハウス」への募金をしたときに

お礼で届いたエイズ遺児の一人からの絵はがきである。

高校生の頃にあしなが募金の手伝いをしたことから

育英会の募金を年一回。

そのほかに直接アフリカのほうにも

支援できる募金講座にも寄付をしている。

それを始めたころは

まだ子どもたちに対する心理・教育サポートを

ハウスで行うNPO法人だったが、(1999年から)

2014年からはさらに、

「『アフリカ遺児高等教育支援100年構想』のために、

 サブサハラサハラ砂漠より南の)49ヶ国から

 選出された学生たちは、

 あしなが育英会のスタッフやインターンたちとともに、

 約半年間をかけて(自分の国以外の国の)大学入学の準備をします。

 学生たちの学校と寮の役割を果たすのが、

 新設されるウガンダ心塾です。」(あしなが育英会

この心塾で難民たちが海外留学への準備を行うことで

広く学びへの機会を得て、そして自分の国の未来づくりを担う

人材へと成長できるようになってきたというわけだ。

「緒方さんは思想的な指導者。緒方さんがいなかったら、

 こんな展開はなかった。」(玉井会長)

確かに遠いアフリカの支援と発展のために

ここまで考えてあらゆる人々を動かせてきた人は

そうはいないと思う。

これからも「あしながさん」を通じて

出来る限りアフリカの未来への支援をしていきたいと思う。

謹んで緒方さんのご冥福をお祈りいたします。

www.ashinaga.org

www.tokyo-np.co.jp

新しい電信柱を見た日

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10月24日、雨がこれからひどくなる前に

自宅近くで撮った一枚。

広い庭に柿や桜の木が植えてあった一軒家が取り壊されて、

新しく宅地化される工事が行われている最中で

いままでの電柱の近くに

さらに新しい電柱が建ったのだ。

この土地に家がいくつ出来るのかはわからないが

2つ3つは建つのだろうか。

台風15号・19号の被害では

無電柱化を考えるべきだとの声も出たが

地盤をしっかりして立てれば安全ということか。

その後、

台風21号で千葉県の市原・茂原市を中心に

浸水被害があった27日、

テレビ朝日の「たけしのTVタックル」では

老朽化した電柱・橋脚の整備をどうすべきかの

問題が取り上げられた。

あの被災地でも年数が経った電柱がたくさんあったはずだが

今後どういうふうに整備するのだろうか。

とても気になるところだ。

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(10月28日。本格的な電線関係の工事が行われた。)

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(同日、市川塩浜駅近く。左にある、斜めに傾いたままの電柱。)
mainichi.jp

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