すっかり忘れるところだった。
以前夏に行った、八柱のせんぱく工舎(せんぱく工房)の
「おもかじ祭り」で個展を開いていた方から
同じ場所で11月に行うとの案内状をいただいた。
本当なら2・3日のどちらかに行こうと思ったが
他の予定が入ってしまったのだった。
そこで4日の仕事前に少しだけ見に行った。
2階の突き当たりの左にある
八澤季実さんの「おまじない」展に。
寮の一室をアトリエにした空間は
一つの部屋と同じようになっていて
こたつやマンガ本などが置かれていて
ゆったりした気持ちで絵を鑑賞できるのがいい。
もっともこちらはわずかしかいられないのが
残念なかぎり、そして申し訳ない思い。
その中で一番いいなあと思ったのは
「はじめてのライラック」だった。
花ではなく葉を柔らかい線で描かれていた。
でもそれだけで瑞々しい感触がわかるのが
なぜだろうかと思った。
後は「また会えるといいね」も
そこはかとない温かさを感じさせる作品で
印象に残った。
ひょっとしたらこのアトリエに入った時から
もう「おまじない」がかかっていたのかもしれない。
やっぱりじっくり見る時間を作れなかったのが残念だった。
会期は8日まで。11時から19時まで。
八柱霊園中参道に工舎はあります。