#慶応義塾高校 の優勝で #高校野球 は変わるのだろうか( #甲子園 #慶応 #若き血 #仙台育英 #松崎菊也 ))


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「従来の高校野球固定観念を覆す

 慶応(義塾)高校の取り組みは素晴らしいと思いますが、

 『頭髪の規制なし、長時間の猛練習なし、

  声出しなし、授業の優遇なし、寮なし』

 というのは、高校の部活動と考えれば

 どれも当たり前のこと。

 それが異質に映るところに

 高校野球の問題がある。

 選手の自主性を第一とする慶応は、

 いわゆる野球学校の対極に位置するのでしょうが、

 夏の甲子園を主催する高野連朝日新聞

 今回の慶応の躍進をどう見ているのか。

 過度な勝利至上主義に目をつむり、

 汗と涙の感動物語で不都合な事実を覆い隠してきたのが

 高野連であり、朝日新聞で、

 彼らが是とする甲子園は

 そんな野球学校に支えられてきたわけですから。」


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きのうの高校野球選手権決勝。

神奈川県代表の慶応が宮城県代表の仙台育英

8-2で破って

107年ぶりの優勝を手にした。

カッコ内の文章は昨日発売の日刊ゲンダイ2面より。

都々逸教室の私の先生、

松崎菊也さん(芸人・戯作者)のコメントだ。

この時点ではまだ決勝戦が始まる前のことだが

大会開催前は優勝候補にも名前が上げられていなかった

慶応が順調に勝ち進み

今年の春(センバツ)1回戦でタイブレーク負けを喫した

リベンジを果たしたのだから

まさに「アッパレ」だ。

しかし、もっとの話題を集めたのは

菊也さんのコメントにあった

高校野球の部活動で当たり前にあることを

慶応は一切やらないで

「優勝」をやってしまったことである。

ゲンダイの記事では惜しくも準優勝だった

仙台育英も須江航監督は

選手との対話を重視し

慶応と同じように采配や選手起用に

データを重視しているというから

高校野球は昔と比べて少しづつは変わっているかもしれない。

しかし現実はほとんどの高校が

丸坊主、監督のいうことは絶対、寮生活は当たり前

もちろんスマホはもってのほかで

ベンチに入ったら声出しは当たり前だということが

罷り通っている。

菊也さんはそういう抑圧を耐えた先に

甲子園というご褒美にありつけるというのが

これまでの構図だと。

確かにそうかもしれない。

しかし昨日の決勝戦は最高気温が予想される午後2時の開始で

開会式や閉会式は主催者側からの

長ったらしい挨拶。

まるで熱中症になってくださいというような

やり方は私だって不快になる。

ことしは甲子園をやめてドーム球場でやればという

世論の声もずいぶん出たが

それ以前に野球部が他の部活と同じように

「部員たちの自主性を最大限に尊重する」と

高野連朝日新聞(毎日も)が変えさせるべきだ。

体育会系だから仕方がないという理屈は通らない。

旧態依然とした部活動が

個々の選手たちの実力を伸ばすことが出来ないどころが

その芽をつぶしていることに

いい加減に気付いてほしい。


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もっとも慶応側のアルプススタンドでは

大学野球でおなじみの

「若き血(応援歌)」が何度も演奏され歌われたことが

甲子園全体を揺るがせたと。

これは伝統の力なんですけどね。

ということで優勝おめでとうございます。

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