いやはや、プロ野球のオールスターよりも
注目してしまう成果というものだ。
私の住む松戸市に光英VERITAS高校がある。(中学もある。)
そこの野球部が創部3年目で
夏の千葉県大会でベスト16に進出して
先輩格の東京学館高校と5回戦で
敗れはしたが1対2!
まさに大健闘ものだった。
付属の中高校で女子高だったが
3年前(2021年)突如、
校名も替え男女共学になり
まったく別の学校になったような変身ぶりに
なんの関係のない私も
「いったいどんな学校になるんだろうか…。」と
少し気になっていたのだった。
そしたら19日発売の日刊ゲンダイで
この3年間、野球部の強化を進めていたことが
よくわかった。
舘野文彦監督(63歳)は
野田北高で県4強、市立松戸で県8強、
船橋東で県16強という実績をつくった
「先生兼監督」で
定年になる年にオファーを受けて
4月にVERITASに就職するということだけしか
決まっていなかったということで
特待生勧誘もできずグラウンドが未整備で
普通だったら強くなるまでに
相当の時間がかかるか
そんなにうまくいかずに
ただ野球部だけ存在しているというふうになり兼ねない。
しかし、いまの光英VERITAS野球部は
総勢77名で、そのうち3年生24人!
みんな舘野監督から直接勧誘を受けている。
だから本気で強くなっていったというわけか。
しかし、練習時間は19時まで
髪型は丸坊主を強制せず(最近は他の学校もそうらしいが)、
「食トレの廃止」も。
とにかく斬新な方法を積極的に取り入れた。
ところで、食トレとは何だかわからないので
調べて見たら
derme-sports.koken-medicare.com
昔は体を大きくするために「とにかく食べろ」、
いまはたんぱく質・脂肪分・ビタミンミネラルを
バランスよく接取するための
「目標を設定する食事」を習慣つけるというのが
「食トレ」なんだそうだ。
舘野監督は野球人口が減っていることを踏まえて
何かを変えなければと昔の教え子たちに
苦痛になったことを聞いたら
「食トレ」だったということで
部員の家庭に食事面で協力してもらうようにしたところ
逆に体重アップにつながったのだと。
寮生活でみんな一緒に食事をというやり方をやめたというわけか。
チバテレの高校野球ダイジェストを見たら
試合が終わった後に3年生部員が泣いていた。
これで最後、創部からずっとあきらめずに
練習に明け暮れた日々がもうおしまいだと思えば
涙だって出てくるさ。
でも、ゼロからの夏の県大会ベスト16は
これからの人生において大きな自信になると思うよ。
ちなみに松戸といえば春夏連続出場を目指す
専大松戸が5回戦を突破して
22日(つまりきょう)に拓大紅陵と対戦する。
何年か後には光英VERITASも
甲子園に出られるだろうか。
ささやかながら注目していきたい。