我が家とマイナンバーカードを巡る状況と「本音のコラム」と( #マイナ保険証 #東京新聞 #介護 #認知症 )

(きのうのブログのつづき)

マイナ保険証についてはやれ納期はどうのとか

資格確認書使えば負担増のペナルティーとか

「ひもつけなしで利用不能40万人」とか

あとデジタル担当大臣がたった「35万円」の処分とか

結果的に保険証を多くつかう人たちの

配慮とかをまったく考えていないという

ひどい状態が続いている。

21日東京新聞朝刊の

宮子あずささんの本音のコラムでも

マイナンバーカードに関する

「入院中」または「地域で支援を受けながら生活する人」

への影響を取り上げている。


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その多くが「未収得」だからだ。

本人確認書類を揃えるのが大変(運転免許証がないと特に!)で

受け取りも原則として「本人じゃないとダメ」だから。

宮子さんは精神神経科病棟の看護師として

入院している患者が代理人に受け取りを頼むときは

「入院先の医師が書く顔写真証明書」でも

代用できるが

東京都府中市の場合は

「6か月以内に撮影、正面からの撮影、

 無帽、無背景」でなければならない。

運転免許証を持っている人なら

「たいしたことないじゃん!」だろうが

前述の病棟に入院している人に

このような写真を撮るのは困難があるのだ。

「すでに激しく様変わりした人、

 意識がなく開眼しない人に

 誰がカメラを向けるのか。

 私がやれと言われたら、

 ものすごく抵抗感がある。」

我が家はいまのところ

姉が先に取得して、先週末に

姉が母の分の取得を申請した。

しかしそれが出来たのも

母の顔写真があったからだ。

(それも6か月以内前の!)

父は残念ながらそれがない。

だから取得できないままである。

私のように来年秋まで様子見をしているのとは違うのだ。

介護を受けている人のなかで

顔写真を誰かに撮影してもらって

代理でカードを受け取ることが出来る人は

果たしてどれくらいいるのだろうか。

ほとんどいないと思う。

私の住んでいる市では

地区センターにも一日限定で出張窓口が設けられたこともあるが

そこはエレベーターで行かなければならない所ばかり。

弱者に対する思いやりが感じられないのだ。

取得率を増やすためには

そういうことを考えなければいけないのに

政府のお偉方はちっともそこに頭が及ばないのだから

怒りを通り越して呆れ果てるしかないのだ。


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(きのう発売の日刊ゲンダイより。

 過払いや過小払いの請求が

 マイナ保険証で起きたという記事。

 現場の混乱はまだ続き、

 収まることがない。)

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