MBS(大阪・毎日放送)は日本維新の会と闘うことが出来るのか?

おとといのツイッター、そして

きのうの「日刊ゲンダイ」の記事を見て

かすかに希望が見えてきた。

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元日にMBS毎日放送・TBS系の在阪準キー局)が放送した

「東野・吉田のほっとけない人」に

橋下徹松井一郎・吉村洋文の3人揃い踏みで

出演したことについて

局内で調査チームを立ち上げていたことがわかった。

mainichi.jp

最近の大阪のテレビ局といえば

この3人のうちの1人は必ず出演(特に大阪府知事の吉村)していて

それを吉本芸人がヨイショすることで

昨年10月の総選挙の日本維新の会(以下維新と略)の躍進や

1万人以上のコロナウイルスによる死者が大阪府で出ても

維新の力が減退するどころか

むしろ増大させることに手を貸している。

いわばプロパガンダによるマッチポンプというやつである。

しかし、上のHPにある通り

虫明洋一社長は19日の記者会見で

放送前から社内で問題視する声があったことや

視聴者からも約20件の問い合わせがあったこと。

さらに放送後の月例番組審議会でも

「中立・公平性を求める放送法

 観点から問題がある」という意見が出たことから

調査チームを立ち上げて制作過程を検証し

3月の番組審議会で報告するとのこと。

もっともこの調査チームは

果たして維新に厳しい結果を出すかどうかはわからない。

バラエティー番組であることから

報道とは関係ないという「言い訳」が通用するからだ。

しかし、この番組で

橋下徹がまた大阪都構想住民投票をぶち上げて

成功したら反対派にザマーミロと言ってやりたいと

かましていたという。

政治的発言に踏み込んだとなれば

調査せざるをえないということになるだろう。

さらに、

www.tokyo-sports.co.jp

「在阪テレビ関係者は『コロナが発生したころに比べると、吉村さんが出ても視聴率が上がることはなくなってますが、吉村さんにしろ松井さんにしろノーギャラってのは大きい。どこも制作費を削られてますからね。それと在阪各局、番組を制作するうえで吉本興業には頭が上がらない。特にMBSは吉本への依存度が高いと言われ、完全に足元を見られている状態です。視聴率が思わしくないからこそ、吉本に頼らざるをえないのが原因では』と指摘する。」

つまり、MBSのみならず

吉村・松井・橋下(?)をノーギャラで出演されたとすると

政治とマスメディアの癒着(ゆちゃく)が

今回の調査で明らかにされるかもしれない。

他局も戦々恐々としてるかもしれないと

上のHPも指摘している。

いずれにしても維新に厳しい姿勢をとってきた

MBSによせる期待は大きいはずである。

 

最後にきのうの日刊ゲンダイの適菜収

「それでもバカとは戦え」より。

 

「他人に厳しく自分に甘い。

 もっともモラルが完全に欠如している集団だからこそ、

 新自由主義勢力や政商の先兵として

 大阪の公共を破壊してきたのだろう。

 維新は医療福祉を切り捨て、公立病院や保健所、

 医師・看護師などの病院職員など衛生行政にかかわる

 職員を大幅に削減してきた。

 いい加減『改革』『民営化』の正体に気づくべきだ。

 本気で身を切るというのなら、

 まずは維新の議員から削減してほしい。」

 

ごもっとである。

 

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