
おととい17日深夜(きのう18日未明)に
TBSテレビで放送されたドキュメンタリー解放区は、
大阪MBS制作の「弾薬庫が増える町」。
京都府精華町にある陸上自衛隊(陸自)祝園分屯地に
新たな弾薬庫を造って
そこに長射程ミサイル(トマホーク型)を配備させることに


町と周囲の市民たちの抵抗と
唯一反対を訴えて当選した市議と市長のぶつかり合い。
そして、どれだけのミサイルが配備されるかが
町民対象の説明会でも
安全保障上の理由で明らかにしなかったこと。


この説明会からまもなくして(昨年8月)工事が始まり
市民団体の祝園ネットは請願書(約1万4千人分)を司令に手渡そうとしたが
拒まれた。(9月に入口で部下が受け取る。)
高市早苗内閣が生まれたのはそれから1カ月後。
首相が日米首脳会談などで力説した
安全保障の「日米一体化」について、
「日本人は税金の使い方に対して非常に優しいというか
政府に対して優しいというか、チェックしないですね。
国際環境が厳しいので防衛費を増大しなければらないというと、
うんまあそうだね中国も増大しているし北朝鮮もミサイルを持ってるぞと
なると防衛予算を増大させるのは当たり前じゃないかという話になるんですけど、
問題は防衛力をどの程度増強できるのかとか
本当に必要な増額なのかという議論はあんまりないですね。」
と大阪成蹊大学の佐道明広教授。
さらに、日本が「抑止力強化(対処能力強化・軍事力強化)」だけの
「一本足打法」だけで防衛と外交のバランスを保つことをやるのは
大きな問題だと佐橋氏。
私もこれには同意する。
防衛予算だって「無駄遣い」を許してはいけないはずだ。
ちなみに精華町も「学研都市」として国が整備しているのに
なんで弾薬庫をつくるのかは何の根拠もないことなのだ。
旧陸軍時代に「世界一の火薬庫」だった分屯地を
防衛庁と陸自が引き継ぐときに町と交わした確認書(1960年)のなかで
いま(当時)以上の用地買収や貯蔵施設の拡張はしないことと
弾薬の貯蔵量が増加する場合は事前に精華町を協議することが確約されていた。
だが、杉浦正省町長は
「確認書は基地を受け入れた当時の関係者のやりとりを記録したもの」で
防衛庁や陸自と「契約」したのではないと受け止めていると取材で。
これじゃ住民たちが怒って当然でしょう。
「約束が違うぞ!」って。
「関西学術文化研究都市(学研都市)の中心である本町において
弾薬庫自体が存在するのは、まず町にとってふさわしくないでしょう」
とも言ってたが
町づくりのおいては防衛庁の支援を受けてきたとも。
要するに原子力発電所や米軍基地と同じ。
反対なんて言おうとしたら2億円もの補助金がパーになるから
国の政策の変化を「白紙委任」で受けなければならないということか。
私がこの問題を知ったのは「新聞うずみ火」の記事だったが
この反対の声がもっと広がってほしいことを願うばかりだ。
まだまだ小さくても大きくしなければ
日本はもっと危険な方向に足を踏み入れてしまうからだ。
