告示直後は賛成が反対にぶっちぎりで
「結果は見えた、公明は賛成に回った」。
だったが
その結果は
ほぼ拮抗の状態からの
「反対」の勝利になった。
(NHKの特報番組より)
こうなると
「おおさか維新の会」(維新)が
どんな釈明をするかということで
記者会見などを見たが
今回の結果についてずっと賛成派だからと断った上で
大阪市民は現状の問題よりも将来の不安のほうを
重く見たようだと、
しかしこの問題を大阪市全体で住民がよく考える機会が出来たことに
意義があると。
「よく言うよ」である。
維新の大阪は教育・福祉・医療を崩壊させ
肝心の貧困対策はプリペイドカードで
生活保護をやるとかまったくの現場無視。
そしてコロナ禍がなければ
「カジノ」IR誘致を強行して
ギャンブル依存症を蔓延させて
2025年万博を新たな既得権益、
いや維新独り占めを企てることは
もう明らかになっている。
投票運動期間中に
大阪市の財政局が都構想で
行政コスト「基準財政需要額」の合計が、
現在より218億円増えるとの
毎日新聞の報道が出たのも効いたかもしれない。
そして、
「コロナの感染者が止まらんのに
こんな住民投票やってる場合かい!」
という怒りの声がSNSにたくさん出た。
(説明不足や「ようわからん」の声も多数。)
本当はこんな不要不急の住民投票など
延期したほうが維新のためになるのに
予定通りにやって負けたのだから
まさに「どアホゥ」。
その極みが橋下徹そのものではないのか。
いっぽうの子分たちはどうか。
任期満了まで市長を務めて
政治家引退と表明。
吉村洋文大阪府知事(代表代行)は
「3度めの都構想の住民投票はやらない」と。
いずれも眉唾もの。
嘘とデマを繰り返した維新だから
おそらく2年後の知事・市長のダブル選挙で
維新公認候補(松井一郎が引退しても)が勝ったら
また同じことを言いだす恐れがある。
今回の投票で生じた市民の分断を解消して
大阪市をよりよくしていきたいと会見でコメントし
と言い、維新も万博成功のために新たな対立を
持ち込まないという姿勢を示した。
公明党も同じ内容のコメントを出している。
ただ、すでに府政も市政も
維新が議会で多数を占めているだけに
いまのままでは
大阪市の「崩壊」は止まらないのだ。
次の知事・市長選の前に
あの悪玉コンビをトップから引きずり下ろすことは
出来ないだろうか。
「(維新とは)今後は話し合ってやっていきたい。」
そんなやり方では生温いんじゃないのか?
「しんどい」だろうけども、
反対派がやらなければならない
行動はまだ残っていると思うし、
もしもこんなアクションが起きたら
出来る限りで応援したい。
本当に、
「二度あることは三度ある」は
大阪市民でなくても
「ええ加減にせぇ!」
でしょ。