コロナウイルス非常事態宣言も「それが何か?」

ついに、4月7日の夜

非常事態宣言が首相から出されたが、

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こちらは直接に何かが変わることは

ほとんどない。

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7日付の東京新聞こちら特報部」では

日本医師会や野党がそのことについて

やたらにせかすようなことをやったり

世論調査も後押しをする一方で

医学やメディアの専門家から

検査と医療体制でやるべきことをしないで

宣言を出されても何も変わることは

ないだろうと。

同感である。マスクは一世帯につき2枚。

消毒液も民間のメーカーが善意で

施設に寄付する動きがわずかにあるくらいだ。

私たちにこれからも強いられるのは

「我慢」と「根性」と

「お上に頼るな批判もするな」である。

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(同じ「こちら特報部」より)

「学校など公共施設の利用制限が学生の教育を

 受ける権利を奪い、学問の自由だけでなく、

 集会や表現の自由をも侵害しかねない。

 急ぐべきは、医療や福祉を重視する政策に

 転換すべきだ。」

(物理学者で日本科学者会議京都支部事務局長の左近拓雄・龍谷大教授)

本当ならこのようなことは

ダイヤモンド・プリンセス号の騒動が起きた時点で

出来たはずである。

しかし政府はそれが出来なかった。

それゆえに、いまだ「発症から検査、そして隔離」までの

プロセスの理解が十分浸透しきっていない。

「手洗い・うがい・外出をなるべくしない」は

もう聞き飽きたくらいだ。

それにこちらはあらゆる行事や用事は

先月初めから「異常事態による中止・延期」が続いたので

一部の例外を除いて「外出していない」状況だ。

いつのまにかこんな毎日が続き

閉塞感が当たり前になっていて

あとは「仕事」しかないのだから。

新型コロナウイルスが怖いのは当然だが、

 みんなが震えあがっているのに付け込んで

 政府に都合の良い政策を打ち出すことが

 大変怖い。国家の権力を強める政策を

 軽々と認めてはならない。」

(沢藤統一郎弁護士)

あの30万円支給すると言ったのも

急激に収入が減った世帯で

しかも自己申告制で

手続きがうまくいってもお金が来るのが

5月下旬じゃ、108兆円の経済対策は

何か怪しいものを感じざるを得ないし、

普通に働いて低所得では

何も得るものはない。

こちらとしては

1か月でも巣ごもり生活をちゃんとやるから

今すぐ100万円おくれと

政府に要求したい気分だが、

あっという間に却下されちゃうんだよなぁ。

これが現実。

だから言いたいことは一つ。

「それが何か?」

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(同日朝刊の鎌田慧氏の「本音のコラム」もついでに貼っておく。)

 

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