「自由な風の歌」2020年最後の練習で

きのう7日、「自由な風の歌」合唱団の

今年の最後の練習に参加する。

吉祥寺の東美教会で、

前回(7月)と同じように1時間。

(14時から15時まで)

この日は新聞記事でも話題を集めた

東京混声合唱団がつくった

合唱用のマスクを実際に触れることが出来た。

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(実行委員の池田幹子さんが見せてくれた。1450円で販売。)

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(自分の席に回ってきたので説明書を撮影)

 

確かに、口元が密閉されることがないので

合唱の時に使われる肺活量(腹式呼吸が重要だが)

の負担が減りそうな感じがした。

しかし、参加者からは

実際にこれをつけて歌うのには違和感があると。

たしかに「新しい生活様式」といわれても

ビジュアル的にはすぐに慣れるものではないし

演劇やミュージカルでこれはないだろう。

 

実は来年のコンサートの日程は

99%確実になったと練習後に聞かされる。

 

だが、東京五輪パラリンピックの日程が

絡んでくることと、

日本合唱連盟のガイドライン

来年になってどう変わってくるかが

わからないから

いまの段階で「こうなります」とは

言えないと。

 

コンサートを開いても

ソーシャルディスタンスの関係で

お客様を誘うことが簡単にはいかないことと

東京都が毎日3ケタの感染者数を増やし続けていることを

考えれば、クラスターにならないための

策を優先しなければいけないのだ。

 

なんともやり切れないことだが

この日の練習では

いろいろな歌を唄ってみて、

「拍」と「拍子」と「リズム」の

関係を掴むことをやってみた。

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(合唱指導の飯村孝夫先生も、池田さんと同じお手製のマスクで感染をガード。)

 

どうしても歌うということは

譜面の支持に従って

正確にリズムと拍と拍子を合わせなけらばいけないと

思い込んでしまう。

しかしそれは間違いなんだと。

 

譜面をじっくり見れば

拍子は一定していても

ドレミファソラシドのオタマジャクシ(音符)の

分け方次第で、単調なリズム感で

歌わせないような工夫がされている。

 

ではどうすればいいのか?

「拍」を使えばいいのだそうだ。

「きらきら星」を歌ったときに、

4拍子になっているからと

その通りにやっていたら

歌うほうも聴くほうも

感動が出てこない。

単調なメロディしか聞こえないからだ。

しかし、「拍」を使えば

強弱の波を付けられて

そこから「心地良い」リズム感を得られるということ。

これは学校の授業で教わらないことなので

理解することは難しい。

しかし、「強い」「弱い」を繰り返して

歌だけではなく腕を使って

リズムを作り出すことで

なんとなくわかってきたかなという感じに。

 

その後大晦日恒例の「第九」

歓喜の歌」や

中学時代以来になる「夢の世界へ」。

そしてフランク永井

君恋し」も。

この曲は戦前につくられて

最初に歌われたときは(歌・二村定一

単調なメロディーだったのが

それをうまくアレンジされて

「ジャズのようにスイングして」(飯村孝夫先生)

歌うことで、多くの人たちを

引き付けさせたフランク永井さんの

凄さを思い知らされた。

 

いや、歌マネでやっていても

うまいようには唄えません。

でも練習は楽しかった。

やっぱり歌うことは

ストレス解消に

繋がりますね。

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NHK「ひろしまタイムライン」怒りの声は収まらない(アメリカのいまを含めて)

先月19日の東京新聞特報面で

あの「ひろしまタイムライン」の

シュン少年の書き込みが

いまだに削除されないことについて

「投稿」が浮き彫りにした

民族差別について語り合うシンポジウムが

広島で開かれたことを伝えた。

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ここで主に出た意見は

日本は第二次世界大戦(太平洋戦争)で大きな被害を受けたが

当時の朝鮮(韓国)や中国(満州などを含めて)など

同じアジアの人々に大きな加害を与えた

歴史を自覚しているのかということだった。

 

あのツイート(8月19日・7時44分と8時19分)には

注釈がつけられるようにはなったが、

朝鮮による侵略は「韓国併合」と表現され

働き口を求めて本土に移住してその家族が増えたこと、

戦争中には労働力不足のために軍需工場や炭鉱に

動員される人が増えたと書いてあった。

 

しかし参加者からはこれも問題だとする意見があった。

戦争の原因とコリアンが動員された理由が

明記されていない。そこが日本の加害性に

触れていないということだ。

 

「2万~5万人の朝鮮半島出身者が

 被爆したと言われている。

 それだけの人がなぜ広島にいたのかを

 考えなければならない。

 特に戦争末期には、

 無理に連れてこられた人が多い。」

(韓国原爆被害者を救援する市民の会

 世話人のアン・クンジュさん【57歳】・記事より)

 

カナダの人権団体「ピースフィロソフィー・センター」の

乗松聡子代表(55歳)は

この書き込みがHPに移したのは

「確信犯な二次被害だ」として

被害の歴史しか伝えずに

旧植民地の加害による差別をなくす努力を

してこなかったことから、

日本人の心の底に植民地主義が残っていると。

 

「投稿はヘイトスピーチ解消法の定義に

 基づけば、ヘイトに当たる」

前田朗・東京造形大教授 記事より抜粋)

 

NHKとしては当時の史実に基づいて

「中立・公平・公正」の視点で

「書き込み」をしたようだが、

それが仇になり、在日コリアンの心を傷つけても

「そういうつもりはない」とあくまで

ツッパリ続けるしかなくなったようだ。

 

しかし乗松さんらが集めた306人の賛同による

抗議文の重みは無視できない。

だから今後に生かすとか言ったが

HPへの移動は「当初からの予定」と述べたので

怒りの火にさらに油を注ぐ結果になったのだ。

 

いっそのこと広島放送局は

定期的に在日コリアンとこの問題について

対話をして、その都度で

見解を明らかにすべきだと思うが

それをやれば「ネトウヨ」からの攻撃に遭うことを

恐れているのだろうか?

 

炎上したのは「書き込み」を見た側の責任ではない。

書いた側の責任だ。

それが「ひろしまタイムライン」騒動の

核心なのである。

 

ちなみにアメリカでは大統領選と同時に行われている

連邦議会の上下院選挙で

「Qアノン」という陰謀論をまき散らす

デマ集団とつながっている候補が

当選しているのだそうだ。

トランプ大統領が彼らを巧みに利用して

自らの支持拡大を拡げたからだ。

NHKも同じマネをしようとしているのか。

とても危険なやり方である。

 

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きょうから開始です! 陸自木更津駐屯地のオスプレイ「飛行訓練」

これまで抗議集会が何度も行われ

地元で説明会がありながらも

その内容が明らかにならず、

住民たちの不安が解消されることがなかった

陸上自衛隊陸自木更津駐屯地

オスプレイの飛行訓練が

きょう6日から始まる。

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(4日付読売新聞東葛版より、3日に飛行開始式が行われた)

「読売」の記事によると、

暫定配備された2機のうち

点検を完了した1機が、

きょう駐屯地の上空をホバリングする。

そして10日以降に駐屯地の外を飛行する予定。

訓練の練度(下に貼り付けたHPを参照)を高めて

東京湾相模湾方面へと範囲を広げていくと。

「住宅地や病院の上空は飛行を控える。

 ホバリング訓練は騒音などに配慮し、

 対策を取って行う」と

陸自はそうすると書いてあったが

私にしてみれば「は?」である。

 

たしかに駐屯地の近くには大きな病院はない。

だが、うすい塀をはさんで

団地や住宅がたくさんある。

となればホバリングはなるべく海側で

訓練をしなければならないが

滑走路は1本だけだ。

本当にホバリングだけで

「おしまい」にするかどうかの疑問がある。

ちなみに沖縄では

東村の高江地区に複数のヘリパットが建設された。

ここで米軍のヘリコプターの訓練が行われているが

オスプレイもそうだ。しかも

輸送機(陸自は輸送航空隊の配属)の範囲を超えて

ブロック片のようなのをつりさげて飛行する訓練には

沖縄のほとんどの人が怒りと非難の声をあげたほどだ。

 

果たしてきょうの訓練は

どのような形で、というより

すべて「ガラス張り」の形で行われるだろうか?

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(2018年7月の集会後のパレードにて) 

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「きのう、西新井に行きました」のつづき

WEB署名サイトの「change.org」から

「足立・性的少数者と友・家族の会」の

報告を兼ねたメールが届いた。

きのう4日に近藤やよい足立区長・副区長など幹部と

当事者との意見交換が行われて

NHKニュースでも取り上げられたそうだ。

ここで改めて、

白石正輝足立区議の「暴言」に対して

区議会はその発言に関する議事録から削除して

本人が釈明「らしき」ことを会見で言ってたが

31日に参加した集会からは

白石区議本人から撤回・謝罪を求めるだけでなく、

任命されている厚生委員長の解任または辞任、

さらに全区議に性的少数者の人権・ジェンダーなどの

研修などを求めることを発表している。

(千住八策)

意見交換ではさらに

「男女別の制服を採用している

 区立の中学校もあるので、多様性を認めてほしい」との

意見も出た。

足立区の場合は学校から

「女子でもスラックスの着用を認める」との

積極的な案内がないと

集会のスピークアウトからの発言があった。

これでは当事者たちは困ったことになる。

切実なことだ。

これに対して区長は

「行政の姿勢も問われていると思う。

 例えば教育現場で悩みを受け止められる場をつくるなど、

 複合的に取り組みを進めていきたい」

と答えていたが、具体的な取り組みは

これからどうするかがわかりにくい。

しかし、集会でも多くの人達が言ってた

「あの発言があったからここまで動くことが出来た」。

そしてこれからは

さらに足立区がどう動くかに注目しなければいけない。

私の住む市では「パートナーシップ宣誓制度」が

導入され、1日に証明書の交付式が行われたが

どうしても当事者とその親族や交友関係にある人以外は

関心が持ちにくいのだ。

だが、これが知られないと

人口が増えず、街が明るくならないし

更なる発展もできないのだ。

それどころかまた軽い雰囲気で

差別発言をして

性的少数者を傷つけることが平気になってしまうのだ。

(埼玉・春日部市議会がその例)

この問題にいかに向かい合うかが

性的多数者の大きな課題で

決して無視できないことであるのだ。

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きのうの「秋の受章・叙勲」について

日本国憲法の公布の日であり

アメリカ大統領選挙の日でもある

(日本時間では翌日未明まで)

きのうは文化の日

こちらは仕事だったが

秋の受章の方々の名前を見ると

テレビなどのマスコミを通じて

おなじみの顔ぶれがたくさんいた。

 

まず、文化勲章

脚本家の橋田壽賀子さん(90歳)。

多くのドラマを見てきたが

ついにここまできたのかという感じだ。

 

そして文化功労者には

お笑い界のレジェンドになった西川きよしさん(74歳)、

作曲家の三枝成彰さん(78歳)、

音楽プロデューサーで山口百恵さんの自伝「蒼い時」を

仕掛けたことでも知られる酒井正利さん(84歳)、

作曲家で「ドラクエ」のテーマを手掛けた

すぎやまこういちさん(89歳)、

テレビマンユニオンを立ち上げ

ドキュメンタリーの名作を作った

今野勉さん(84歳)など。

 

こんなにたくさんの名前が出てくるなんて

自分はつくづく年をとったんだなぁと思ったが

もっとびっくりしたのは

あの舘ひろしさん(70歳)が

旭日小綬章をもらったということだ。

料理研究家服部幸應さん・小説家の北方謙三も)

 

西部警察」や「あぶない刑事シリーズ」で

アウトローだけど正義感な役どころを

たくさん演じて、

時にはコミカルな役どころをこなる

舘さんに叙勲とは、一つの時代の区切りが

出来たのかなとそう思ってしまう。

 

最も、昭和の時代に舘さんがやっていたのを

いまでは田中圭綾野剛、さらには

岡田准一星野源とかがやっているのだから

確実に芸能界でも

世代交代が起きているということかもしれない。

 

さて叙勲をもう少し見ると

旭日大綬章には仲井真弘多・元沖縄県知事(81歳)、

旭日重光章には内閣特別参与・飯島勲氏(75歳)などが

知っている顔だ。

いかにも菅首相が推薦しそうな面々だ。

 

ちなみに昨日は学術会議の任命拒否に抗議する

国会前行動が行われたが、

最近では受章や叙勲を断る文化人が

ほとんどいなくなっているような気がする。

 

任命拒否された学者じゃないが、

「私はお国のために仕事をしているのではない」と

反骨精神を持つ存在が、

日本から少なくなっているか

または存在自体が「消されている」のか?

 

これも時代の変化だと

片付けるわけにはいかないだろうと

そんなことを考える。

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「自由な風の歌」の憲法前文と9条がYouTubeで見ることが出来る!

9月の26日のことだった。

「自由な風の歌」コンサートの実行委員から

メールが届いた。

来年(今年は中止)8月の開催へ向けて

練習などの日程などを準備中とのことで

なおしばらく待ってほしいとのお知らせ。

 

そして去年のコンサートから

日本国憲法・はじめのことば」と

憲法9条」の歌を

YouTube動画に編集したので

見てほしいと。

 

さっそくメールに載っていたアドレスに

クリックして視聴した。

(合唱団で参加した人のみの限定公開)

内部資料用の録画だが

あの日、琉球民謡から「新・原爆小景」、

そして憲法と実に約12分間

体がガチガチになりながら

歌いまくったあの時のことを

思い出しながら、

ただただ委員の皆さんに感謝あるのみ。

合唱団全員を遠くからとらえた映像だが、

肖像権の問題があるので

10月6日までに公開の可否を

返事してほしいと。

私は「大丈夫です。」と、

多くの人たちにみてほしいと

願いをこめて。

 

そして、10月14日に合唱団から新着メールがあり、

合唱がyoutubeで完全に公開されることになった。

 

日本国憲法(前文・9条含めて)は

様々な人たちが曲をつけて

合唱されているそうだが、

ぜひこちらも聞いてみてください。

参加した自分が言うのもなんですが

おすすめです。

 

そして、きょうは文化の日ですが

日本国憲法が公布された日でもあります。

(1946年・昭和21年)

 

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大阪都構想(大阪市をぶっ壊す)住民投票 反対派の勝利!

告示直後は賛成が反対にぶっちぎりで

「結果は見えた、公明は賛成に回った」。

だったが

その結果は

ほぼ拮抗の状態からの

「反対」の勝利になった。

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(NHKの特報番組より)

こうなると

「おおさか維新の会」(維新)が

どんな釈明をするかということで

記者会見などを見たが

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あの橋下徹大阪市長

今回の結果についてずっと賛成派だからと断った上で

大阪市民は現状の問題よりも将来の不安のほうを

重く見たようだと、

しかしこの問題を大阪市全体で住民がよく考える機会が出来たことに

意義があると。

「よく言うよ」である。

維新の大阪は教育・福祉・医療を崩壊させ

肝心の貧困対策はプリペイドカードで

生活保護をやるとかまったくの現場無視。

そしてコロナ禍がなければ

「カジノ」IR誘致を強行して

ギャンブル依存症を蔓延させて

2025年万博を新たな既得権益

いや維新独り占めを企てることは

もう明らかになっている。

投票運動期間中に

大阪市の財政局が都構想で

行政コスト「基準財政需要額」の合計が、

現在より218億円増えるとの

毎日新聞の報道が出たのも効いたかもしれない。

そして、

「コロナの感染者が止まらんのに

 こんな住民投票やってる場合かい!」

という怒りの声がSNSにたくさん出た。

(説明不足や「ようわからん」の声も多数。)

本当はこんな不要不急の住民投票など

延期したほうが維新のためになるのに

予定通りにやって負けたのだから

まさに「どアホゥ」。

その極みが橋下徹そのものではないのか。

いっぽうの子分たちはどうか。

松井一郎大阪市長(維新の代表)は

任期満了まで市長を務めて

政治家引退と表明。

吉村洋文大阪府知事(代表代行)は

「3度めの都構想の住民投票はやらない」と。

いずれも眉唾もの。

嘘とデマを繰り返した維新だから

おそらく2年後の知事・市長のダブル選挙で

維新公認候補(松井一郎が引退しても)が勝ったら

また同じことを言いだす恐れがある。

自民党共産党などは

今回の投票で生じた市民の分断を解消して

大阪市をよりよくしていきたいと会見でコメントし

ノーサイドにしたい」(共産党・山中智子大阪市議団長)

と言い、維新も万博成功のために新たな対立を

持ち込まないという姿勢を示した。

公明党も同じ内容のコメントを出している。

ただ、すでに府政も市政も

維新が議会で多数を占めているだけに

いまのままでは

大阪市の「崩壊」は止まらないのだ。

 

次の知事・市長選の前に

あの悪玉コンビをトップから引きずり下ろすことは

出来ないだろうか。

「(維新とは)今後は話し合ってやっていきたい。」

自民党・北野妙子大阪市議団幹事長)

そんなやり方では生温いんじゃないのか?

「しんどい」だろうけども、

反対派がやらなければならない

行動はまだ残っていると思うし、

もしもこんなアクションが起きたら

出来る限りで応援したい。

 

本当に、

「二度あることは三度ある」は

大阪市民でなくても

「ええ加減にせぇ!」

でしょ。

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