(誠に申し訳ございません。
きのうのブログで前後しました。)
残念ながら今年は中止になった
「自由な風の歌」コンサート。
そこで実行委員会が
それに代わるものが出来ないかと
考えて実行されたのが
ワークショップ「歌はどこへ?」。
7月24日、10時半に間に合うように
吉祥寺の東美教会に馳せ参じたが
駅からちょっと歩かされたのには参った。
でも実行委員の皆さまが丁寧に
対応していただいたのでほっとしながら
2階の礼拝堂へ。
1000円の会費を納めて
いただいたのがこれ。
そうです。
職場でも強制されなかった
フェイスシールドです。
指導を務めた飯村孝夫先生(二期会)が
医療の専門家に相談した結果、
「マスクをつけた上にフェイスシールドをつけることで
他人への飛散感染を防ぎ、まだ防護することが出来る」
という結論を出したということだ。
幸いにも教会はエアコンが効いているし
扉を開けて換気をちゃんとやっている。
問題はない。
ただシールドは初めてなので
袋を開けてかぶってみたら
こんな状態だった。
「見えない!譜面が読めない!」
シールドをとって良く見たら
フィルムがついていてこれをはがしたら
視界が変わってきた。
それでも譜面の細かいところは見えない。
それでもう一度見たら
フィルムは表と裏の両面についていたことが
わかった。
剥がしたのは表面だったので
裏のほうも剥がして
やっとこうなった。
これでやっと唄うことに集中できる。
この日は「春が来た」「春の小川」
「お正月」「ちいさい秋みつけた」を
主に唄ったが、
季節外れの歌ばかりなぜ?
飯村先生は私たちにこう教えてくれた。
合唱はどうしても
メロディーを覚えて
各パートごとの息を合わせることで
「ハモり」を作っていくことを
考えていくようだが、
それでは楽しく唄ったり聴いたりすることが
できない。
曲の譜面を見ると
「拍」「拍子」「リズム」に
分けることができるが、
「拍」と「拍子」は常に一定であるのに対して
「リズム」は常に「動く」ものであるのだと。
先生は5円玉にひもを結んで
催眠術のように暗示をかけるように
すれば風がなくても動かせると。
それは「拍」と「拍子」が
自然と同じ動きで一定になるからだと。
それでは「リズム」はどうなのか?
譜面のオタマジャクシこと「♪(音符)」の間は
長さが決して一定していない。
だから譜面の通りに手を叩いたり
足踏みしたりして
拍子の法則と併せると
そこから歌が動き出して
作曲者のメッセージを感じることが出来るのだと。
これまで合唱の曲の歌詞や
ドレミファソラシドを覚えるだけでも
四苦八苦していた私にとって
このやり方は
本当に歌を楽しむヒントにつながりそうになった。
ただ、1時間で終わってしまったのが残念!
これからは
自分でヒマなときでも
「拍子」は手で打って
「リズム」は足踏みでもして
歌は動かすものだということを
感じる機会をつくらなければと思っている。
それでも、やっぱり来年は
コンサートへ向けて練習したい。
そうなることを願うしかない。