選挙のヘイトはどこまでも(#自民党 #国民民主党 #衆議院千葉5区補選 #横浜市議選2023 )

今月の統一地方選および衆参5補選では

数多くの個性的な候補が出馬したが

当落にかかわらず

不当極まりない「ヘイトスピーチ」「ヘイトクライム」の

被害者になった候補もいる。

衆議院千葉5区補欠選挙で当選した

英利アルフィア候補(自民党・34歳)は

両親が中国の新疆ウイグル自治区出身ということで

中国共産党のスパイだ」

「千葉に中国はいらない」などと

ツイッターのコメント欄に

「虚偽情報や読むに堪えない」ヘイトスピーチが書きこまれたと

きのう27日の東京新聞朝刊社会面。

信じられない思いだった。

英利氏の政治公約はどちらかといえば

ネトウヨ・極右・改憲系が同意できるものであり

www.eri-arfiya.jp

まして新疆ウイグル自治区

中国共産党から激しい迫害を受けていることで

国際的な非難をうけている。

ところがそれらの人間からバッシングされているのだ。

外国人の血を引く人間は日本の選挙に出るなというのが

真の愛国者だと言いたいのか?

上の記事では

横浜市議選神奈川区選挙区から出馬した

見矢木素延(みやぎすえん)候補(落選・国民民主党・45歳)も

「告示前に街頭で活動中、別の立候補予定者が近くに来て

『国民民主党が中国人を立候補させようとしている。横浜が乗っ取られる』と演説。

 無視していたが、見かねたボランティアスタッフが

『ヘイトはやめてほしい』と告げると、

 その候補は『演説の妨害だ』などと言い返してきたという。」

(カッコ内は記事より抜粋)

見矢木氏は中国・吉林省少数民族出身で

2002年に来日し、16年に日本国籍を取得、

中国ではよそ者あつかいされたが

横浜では温かく受け入れてもらえたことで

恩返しのために出馬したが

別の候補からカメラを向けられるなどの

ヘイトスピーチを超えた「いやがらせ」を受けたのだ。

これには同党の神奈川県連代表も

横浜市にもヘイト禁止条例が必要だとした反面で

「そういう動きを進めると、ヘイトがさらに加速して泥沼化しかねない」

なんとも弱腰だ。

選挙運動においても差別的な言動は

あってはならないことであるのに

それについて批判の声が大きくならないことが異常なのだ。

その議論が行われないことがおかしいということを

もっと大きく広めていかなければならないのに

自民党も国民民主党

なぜか他人事。これが一番おかしなことだ。

ヘイトスピーチを選挙活動で堂々と行うことを禁止することは

決して難しくはないはずだ。

shiraike.hatenablog.com

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