#三幸製菓 の火災事故は責任者(当時)を「逮捕」へ( #書類送検 #新潟 #村上市 #業務上過失致死傷 #デイリー新潮 #右翼 #恐喝 #山崎製パン #死亡事故 #コンベア #小林製薬 #紅麴 )

私を含めて世間がすっかり忘れた事件に

一つの結論が出された。

おととしの2月に起きた

三幸製菓の工場(新潟県村上市)の火災事故で

新潟県警察本部(県警)は

2月2日に佐藤元保CEO(最高経営責任者)ら4人を

業務上過失致死傷容疑で書類送検したという

ニュースが入った。

(同月3日の読売新聞朝刊社会面より。)

www3.nhk.or.jp

他の3人は当時の取締役製造本部長と

生産統括部統括部長と

同工場統括工場長。

私にしてみれば「何をいまさら」という思いだが

県警は起訴を求める「厳重処分」の意見をつけたが

4人とも容疑を否認していると。

また、新潟労働局は同日に

せんべいやあられ類の焼き窯と乾燥機内の

その「かけら」との間に

防火が必要な間隔を設けなかったとして

会社と佐藤CEOを労働安全衛生法違反容疑で

新潟地方検察庁書類送検したと記事に。

すなわち、この事故は管理者側に問題があるという

一つの結論を警察と労働局が認めて

刑事事件相当の判断を裁判所に求めたのだ。

現場の作業員の日常の安全確認や現場管理に

問題があったのではない。

設備とマニュアルと日常作業の現状にメスを入れたのは

同じ環境で働く人間としては今後も注目していきたいが。

書類送検だけで終わるならば

単に職場の改善ですべてが終わると言う形になる。

当然だが真相が明らかにならず

遺族たちは三幸製菓どころか

地域や社会全体からも

放り出されておしまいになるだろう。

ほんとうにそれで良いのだろうか?

司法はぜひ残された遺族に向かいあった

結論を出してほしい。

と、書いていたら

この事故が起きる前に三幸製菓に

右翼団体から「警告」のようなことが

送られていたという「デイリー新潮」の記事を見た。

www.dailyshincho.jp

「右翼活動家とは、

 『菊守青年同盟薫風櫻花塾(くんぷうおうかじゅく)』の佐藤和基塾長である。

 塾長によると、2020年5月14日、

 三幸製菓の佐藤元保CEO(当時)宛てに『公開質問状』を送付。

 きっかけは、新潟市の新崎(にいざき)工場で起こった火災だった。

 『乾燥機の一部が焼け焦げたくらいで済みましたが、付近は大騒ぎになった。

  延焼を怖れる住民から、かねてより相談が持ち込まれていたのです。』

  そのほか、三幸製菓本社の従業員からは、

  『工場はネズミだらけ』『機械の老朽化で煎餅クズがすぐに発火する』

  といった話も聞かされていた。

  塾長が送った公開質問状は、

  安全管理などについて糾(ただ)したうえで、

 〈安心と幸せに付いて対処案の回答を請うものである〉と締め括られている。」

 しかしその「塾長」に再発防止策を提示したあとに

 新潟県警は塾長が現金500万円を脅し取ろうとした容疑で

 自称コンサルタントの男とともに逮捕する。質問状が送られた

 約1か月後の6月18日のことだった。

 それから2年後に荒川工場で

 死亡者が出る大惨事が起きたのだ。

「三幸製菓によれば、佐藤CEOの回答書にある再発防止策は、

 他工場も含めて実行されたという。

 だが、惨事は起きた。

 『右翼の警告』に耳を傾けていれば、6人の命は失われなかったかもしれない。」

果たしてこれが本当なのかは

法廷がどのような結論を出すかに注目しなければならない。

もっともいまの関心は

小林製薬の「紅麹」で健康被害と死亡者が出た件。

あ、そういえば山崎製パンの千葉工場で

パート作業員がコンベアに巻き込まれて死亡したと

いうニュースも聴いた。

働く者の安全と安心を脅かす事態は

私たちが考えられない「身近な場所」で

起きているかもしれない。

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