沖縄慰霊の日(23日)の東京新聞の社会面。
警視庁組織犯罪対策一課が
不法滞在のベトナム人を働かせたとして
ウーバーイーツの日本法人
「Uber Japan(ウーバージャパン)」の
元代表の女性(47歳)とコンプライアンス担当の女性(36歳)と
会社自体を書類送検したという。
これには驚いた。
コロナ禍で失業した人が
ウーバーの配達員になって日銭稼ぎに血眼になっているのに
なぜベトナム人を使うのか。
これには疑問を感じたからだ。
スマートフォンさえあれば
簡単に登録が出来るとしても
ID取得の段階で
「これは怪しい」と見極めが出来て
然りだろうと思ったからだ。
同日発売(24日発行)の日刊ゲンダイの記事を読んでみると
驚愕の事実がわかった。
技能修習生で来日した男女2人はすでに在留期間は過ぎていたが
ブローカーを通じて入手した他人名義の在留カードから
専用サイトに不正登録をしていた。これが去年の6~8月のこと。
しかもこの2人だけでなく
昨年だけでも184件の不法滞在が摘発されたというから
会社ぐるみで隠ぺいしたと言われての仕方がない。
しかも警視庁はウーバー側に3度行政指導を行ったが
1・2度目は積極的に偽造書類の見極めを教示してほしいと
積極的だったのに対し、3度目は在留カードの真偽や
本人確認の徹底を求めながらも
改善されなかったことから
今回の書類送検になった。
(今年1月のテレ東「カンブリア宮殿」より)
多様な生き方を選んで
ウーバーイーツで働いている人を
これまでマスコミはずいぶん取り上げていたが
今では人手不足で外国人に手を出したということか。
もっとも、働きたいといってる人を拒むことは
出来ないと言えば言い訳になると思ったのだろう。
しかしいまやウーバーの配達員による
交通違反が続出するようになり
他の外資系の配達アプリが続々と進出するようになって
ウーバー自身が経営的に追い詰められたのかもしれない・
現に日本法人は
ウーバージャパンから「ウーバーイーツジャパン合同会社」に
運営法人が移行され
前の会社の代表の女性がそのまま実質的な代表に収まって
コンプライアンス担当の女性は退職。
その女性は容疑を認めたが
代表のほうは「知らない」と否認をしているそうだ。
きのうのカンブリア宮殿 ウーバーイーツを追及したんだけど・・・(?) - shiraike’s blog (hatenablog.com)
もはやウーバーイーツは北斗の拳じゃないが
「お前は既に死んでいる」だ。
それでもお金のために
ウーバー配達員の登録をする人間は後を絶たないだろう。
なんとも悲惨な話だ。
決して外国人だけの問題ではないのだ。