三幸製菓工場の火災事故から1年経って

はてなブログから三幸製菓の工場火災のことを

書いたのがもう1年になるとのメールが来た。

忘れてしまっていた。

あの事件(事故というより)は

工場や倉庫に勤め続けてきた私には

他人事とは思えなかったからだが

その後に前の職場から会社ぐるみのクビ(契約解除)が突きつけられて

そっちの方ばかりの記憶が頭の中の大半を占めるように

なったからかもしれない。

shiraike.hatenablog.com

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11日の事件現場の荒川工場(新潟・村上市)で

会社主催による供養式が行われて

「幹部や従業員、遺族ら約100人が参列した。

 佐藤元代表取締役最高経営責任者(CEO)が

 改めて謝罪する一方、参列を見送った遺族もいた。」

(カッコ内は下のHP記事より切り抜き)。

mainichi.jp

火災が発生し全焼したF棟は

解体工事が終わってまっさらな「跡地」になり

その付近に献花台が設けられ

花を供える人もいたのだと。

そしていまでも新潟県警

業務上過失致死傷容疑で捜査している。

実に長い。これでは遺族の怒りや悲しみは

そう簡単に鎮まることはないだろう。

「(火災後に操業を停止していた)工場の再開を説明した際、

 至らない点があったのかと思う。

 すべてのご遺族に今後も誠心誠意対応していく。」

「重大な事故で大変重く受け止めている。

 まずは遺族への謝罪と再発防止が責務と考え、

(自身の進退は)今後の行政処分などを鑑みて検討する」

と前述の佐藤CEOは取材にそう答えていたが

1年もいったい何をやっていったのだろうか?

この長い時間にきちんと遺族の心に寄り添っていたのだろうか。

まるで県警の捜査の「結果待ち」を決め込んでるとしか

思えないのだが。

普通だったら補償や謝罪について

遺族と合意が出来ても、おかしくはないはずである。

もうCEOはお辞めになられてはどうだろうか。

ちなみにオモシロさで受けたTVのCMは

あの頃からまったく放送されていない。

表向きでは正常に工場が稼働しても

残された傷は大きいのではないのか。

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