きのうは
2ショット写真を公開されたことで
日本中が大騒ぎだった(らしい)が、
その一方でおとといには
札幌高等裁判所(高裁)が
「婚姻は両性の合意のみに基づいて成立する」
と定めた憲法24条1項は
「同性婚も保障すると理解できる」との初判断を示し、
国への損害賠償については退けたが
私は大谷「妻」よりもこっちのほうに注目したい。
これは憲法学でもあまり論争になっていない。
性的マイノリティに関することは
9条と違って危急の課題ではないからだろうか。
だが、日本の場合は
いくら「結婚しました」と公言しても
「戸籍」を作らなければ民法上の「家族」として認められない。
どういうことかと言うと
例えばパートナーが事故に遭遇して病院に送られた場合
家族でなければ主治医(もしくは救急医)に説明を受けられないことがある。
また事件などのトラブルで警察沙汰になった時でも
家族でないと詳細な説明を受けられない、また
相続のときの問題になる。
あの岸田首相はきのうの国会で
政府見解があるとか言ってたが
要するに同性婚を合法化すると
「社会に大きな変化をもたらす」とかいうことを
真に受けているらしい、
だが本音じゃ
同性婚同士が家族をつくることを
「ありえない」を思い込んでいるのではないか。
きのうの東京新聞の「本音のコラム」で
北丸雄二さんはパートナーと家族になるために
公証役場で手続きをとったが
結婚なら婚姻届けでタダで済むところを
数十万円もかかったのだと。
だから札幌高裁の判決に希望を感じたのだと。
同性婚だって家族をつくることの何が悪いのだ。
むしろ結婚や家族は「子どもを作るために」しか
認めないことが「気持ちの悪い」ことである。
あの大谷「妻」だっていずれは
赤ちゃんのことをとやかく言われることだろうが
そんなことよりも
家族に変なこだわりを持たないことが
本物の少子化対策だと理解して
同性婚合法化を実現させるべきだと
私はそう思うのだが。