#三鷹市 の「人権を尊重するまち三鷹条例」案を見直してほしい( #差別 #LGBT #男女共同参画条例 )

24日に「自由な風の歌」合唱団の実行委員会に

参加した。今年のコンサートの内容がほぼ決まったが

まだ会場と日程が決まらないので

こちらの詳細はまた決まり次第書く予定。

終り際に実行委員の一人で三鷹市議会議員でもある

野村羊子さんから署名のお願いがあった。

「人権を尊重するまち三鷹条例」案の修正を求める

請願のことだった。

本人の話を聞いてみると

千葉県のあの条例とまったく同じことだった。

shiraike.hatenablog.com

まず条例に違反しても罰則はないという

「理念」だけの条例であること。

案のなかでは相談員の設置があるが

あくまでも差別を受けた当事者のみを対象とするものであり

差別をした側の聴取をする「義務」がなく、

救済(第三者による審議会の設置も)に関する条文がある

男女共同参画条例との違いがあること。

また、

「第4条  何人も、家庭、職場、学校、地域、

 インターネット上その他の社会のあらゆる場面において、

 次に掲げる行為を行ってはならない。」の

  (1) 不当な差別的取扱いをする行為  

 (2) あらゆるハラスメントその他の人権を侵害する行為  
 (3) 人権に関する個人の情報を本人の意に反して公にする行為  
 (4) 人権に関する個人の情報を本人が公にすることを強制し、又は禁止する行為  
 (5) 相手の心身を傷つける差別的言動を含むあらゆる暴力行為 

は内容があいまいであることから、

「(1)①民族・国籍・人種、

 ②皮膚の色、

 ③社会的身分、

 ④思想・信条、

 ⑤性別・性自認性的指向

 ⑥障がい、

 ⑦疾病、

 ⑧職業、

 ⑨経歴、

 ⑩年齢、

 ⑪被差別部落等の出身を理由とする差別的取り扱い 
(2)ハラスメント行為 
(3)アウティング行為 
(4)カミングアウトの強制 
(5)(1)の①から⑪を理由とする、人間の尊厳を否定・破壊し

 差別する意思に基づく差別的言動」と

具体的に修正すべきであると。

私も3月の議会議案のPDF(野村さんから合唱団のGoogleメール経由で)を見たが

内容の薄っぺらさには驚かされた。

野村さんによれば

市長は人権に対する感覚が薄くて、

上(政府)から言われてやっている(ような)ふうだから

年末から1月までの繁忙期で158件(58人分)の

パブリックコメントが集まっても

実効性の薄い条例案しかできないと。

(千葉県のひどさも野村さんはよく知っていた。)

三鷹市人権条例を考える市民の会では、

学習会で師岡康子弁護士(東京弁護士会)や

松田浩国際基督教大学准教授を招いて学習会を行ったそうだが

お二人からも「せっかく作る意味がない」とダメ出しを受けたとも。

私も同感だ。

署名簿にもあったが、現に差別を受けて苦しんでいる住民がいる。

それを解消まで持っていく手段を条例で明確に定めなければ

差別は絶対になくならないのだ。

署名については、

陳情書提出日の締切は、あした26日午後5時だが、
市議会総務委員会の開催(来月5日の可能性が大きいと野村さん)までは、

署名簿を追加提出することが可能だということで

来月4日まで受け付けているそうだ(第2次締め切り)

「◎署名用紙の集約場所について
 ・プーの森 三鷹市下連雀 3-33-7-401 一富士ビル
 ・田中宅 三鷹市牟礼4丁目19-13-701(日神パレステージ井の頭東館)
 いずれかの郵便受けに投函ください。」

私も三鷹市民ではないが署名させていただいた。

署名用紙については下記HPからダウンロードして印刷か

または竹内さんに(080-5465-8138)ご連絡を。


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(実行委員会が行われた武蔵野市本町コミュニティセンターにて)

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