日本に国連改革なんて出来ませんよ!

15日の東京新聞こちら特報部」。

納得がいくことばかりだ。

岸田内閣はウクライナ侵攻にかこつけて

常任理事国の意見ばかりで動かされる

国際連合(国連)の改革に

意欲を示してるそうだが、

「資格があるのか?」という内容だったからだ。

これまで国連機関からの「勧告」は完全に無視して

(国連人権理事会で日本の人権人道大使が

「なぜ笑うんだ。シャラップ!」と2度叫んだ暴言事件がある。)

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世界遺産登録についてはまるでご都合主義のごとく

「国家の威信のために」利用する。

(だから、隣の国とよく揉め事を起こす。)

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もともと対米追随外交をやっているので

国連を舞台にした独自外交など

「やったことがあるのか?」といえば

政府レベルでは「ない」といったところだろう。

それだけではない。

東京電力福島第一原発事故で言えば、

 世界保健機関(WHO)の専門機関「国際がん研究機関(IARC)」が

 (20)18年に公表した報告書、

 そして国連科学委員会(アンスケア)の(20)20年報告書だ。」

これが、福島の事故による放射能被害は

「たいしたことがないと国連がお墨付きを与えた」とされてたが、

なんとIARCの報告作成は、環境省が約4000万円を資金援助!

アンスケアの方は、文部科学省が所轄する

放射線医学総合研究所やその上部組織から

専門家が報告の取りまとめ作業に参加している。

(この件もこちら特報部の記事に基づいてブログに書いた。)

shiraike.hatenablog.com

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国連を自分たちの既得権益にしか利用しない

日本の政府に国連を改革する資格がない。

それどころか、ヨーロッパの小国の一つである

リヒテンシュタイン公国

「国連安全保障理事会常任理事国

 拒否権を使った場合、

 国連に加盟する全193カ国の前で、

 理由を説明するべきだ――。

 そんな決議案が近く、国連総会で採決にかけられる」

 で、国連改革を主導して

 日本も辛うじて共同提案国に名を連ねたのだ。

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また、あのジレンスキー・ウクライナ大統領が

5日に国連安全保障理事会でオンライン演説をした時に

「国連を解体する覚悟はあるか」と

強く加盟国に迫ったことも重要だ。

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日本は国連の意思を尊重しない行為しかしていないが

「解体する」チカラはないのである。

そのチカラがないから改革もできない。

これはよく覚えておく必要だある。