#自由な風の歌 コンサートを行う理由とは( #君が代 #国旗国歌法 #東京都 #都立学校 #日本国憲法 )

おととい13日に成功で終わった

コンサート自由な風の歌17

テーマは、「また 歩きはじめる」だった。

実行委員の代表でもある

池田幹子さんの始めの挨拶を

残しておきたい。

「本日はご来場くださりありがとうございます。

 今回は、あのビバルディの『四季』の名演などで知られる

 イ・ムジチ合奏団のコンサートマスターとして

 世界で活躍されたアゴスティーニさんのヴァイオリンと

 崔善愛(チェ・ソンエ)さんの協演、

 そして自由な風の歌合唱団は

 素晴らしい若手指揮者として活躍中の水戸博之さんを

 お迎えしてのコンサートとなります。


 コンサート・自由な風の歌は、

 2005年に学校で『君が代』を伴奏することを拒んだ

 音楽教員たちの支援コンサートとして、

 作曲家の林光(はやし・ひかる)さんの企画と出演で始められ、

 崔善愛さんが引き継いでくださり、

 今年で17回目となります。

 今は『君が代』裁判だけではなく、

 311こども甲状腺がん裁判など

 福島原発事故で被災した子どもたちと、

 (東京都の)無償化から排除された朝鮮学校のこどもたちへの支援にも、

 コンサートの収益からカンパを送るようになりました。

 原発を推進するが事故の責任は取ろうとしない(日本の・以下同)国策も、

 植民地として利用はするが人間としての権利を保障せず

 植民地支配と虐殺の歴史もなかったことにしようとする国策も、

 根っこのところで

 『君が代」の強制とつながっていると

 このコンサートの18年の歩みの中で気づくようになりました。

 東京都が『日の丸・君が代』を強制する

 『10.23通達』を2003年に出してから

 今年で20年になります。

 今では教職員の全員が

 『日の丸』に向かって起立し『君が代』を斉唱して

 模範を示す子どもたちへの圧力の意味が問い返されることも稀になりました。

 平和憲法を覆す流れも強まっています。

 地球上では新たな殺戮と破壊が止まらず、胸痛む日々です。

 きょうはひととき、音楽をお楽しみいただき、

 ここから『また歩きはじめる』ための心の糧を持ち帰っていただけたら幸いです。

 どうぞごゆっくりお聴きください。」


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以前にも書いたが、

いまでは都立の学校(区や市町村立もそうらしいが)は

国旗掲揚や国歌斉唱は

入学式や卒業式どころか

学校の創立記念式典でも当たり前のようにやっている。

それを校長以下の「教員」も当たり前のように

受けとめているが

池田さんや合唱団の実行委員の殆どは

国旗や国歌は70年以上前の

忌まわしい戦争を高揚させる「道具」として

利用された歴史を忘れてはいけないことと

そしていまは

台湾有事とか「法の下の支配」とか

なんとか言いながら

私たちの国を再び「戦争が出来る国」にしようとする

動きが急速に動いているのも事実だ。

教育とは戦争をするためにあるのではない。

むしろ平和にみんなが生きていくためにあるはずだ。

君が代裁判の根底にあるのは

日本国憲法第19条の

「思想および良心の自由は、これを侵してはならない。」

いまではその思想や良心も

ヘイトスピーチ陰謀論のもとに

侵されるばかりだ。

イスラエルによるガザ侵攻もそうではないか。

こちらは学校どころか病院も攻撃された。

コンサートを見てくれた方が

自由や平等とは人権とはなにかと

また考えてくれる機会を作ってくれたらと思う。

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