１０００ｍで金メダルを獲得し、
女子フィギュアスケートは
坂本花織選手が銅メダルを獲り、
あのワリエナ（ROC）が４位に終わったという
ニュースを見たが
このブログでは以前書いた
新潟県の三幸製菓の火災事故の
最新情報について書きたい。
死亡した従業員４人（女性）は
アルバイトの清掃員で
県警や市消防本部の調べによると、
４人は１２日の深夜１時２０分ごろ、
建物北側の出入り口近くで、2人ずつ重なるように倒れた状態で
救急隊員に発見された。
出入り口内側の防火シャッターは閉じた状態で
また、そことは別に出口があったが
何らかの理由で開かなかったのだと。
すなわち火災が起きたときは
完全に逃げ道をなくした状態で
消防隊員が工場に到着したときには（通報の６分後）
建物はすでに停電していたから、
暗やみの中で煙を吸い込んで
意識が遠のいた。
休憩時間の最中で、出火したのは
建物の東側で、しだいに西側へ延焼したのだと
いうことだ。
出火当時、現場にいた従業員は直後に火災警報が鳴り、
まもなく電気が消えたと消防に話したというから
やはり昼間とちがって
大きな火災が起きた場合の
緊急避難のあり方をきちんと
すべての従業員に訓練や教育または
掲示板などで周知徹底させるべきなのに
避難訓練は昼間、つまり
日勤の人のみを対象にしかやらなかったというから
大きな失態である。
仕事場の日常に慣れると
意外にも火災のような
緊急事態に対応できないことが多い。
だからこのために必要な知識と行動を
仕事以外に身につけさせるように
人事と工場を管理する側が当たり前のように
やるべきことを怠ったのは
決して許されないことである。
後になって謝罪しても
奪われた命は戻らないのだ。
そしてこの命は正社員であってもアルバイトであっても
同じ命であることを忘れてはならないことだ。
