あなたは自衛隊の「特殊作戦群」が千葉・習志野(船橋市)にあるのを知ってるか?

これは先週の今頃のお話だ。

自民党ウクライナ情勢につけこんで

「反撃能力」と称する

「積極的に戦争できる能力」を保有したいということから。

(下のHP、わたしは田嶋先生を支持する。)

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17日深夜(18日未明)にTBSテレビで放送された

ドキュメンタリー解放区、

テーマは「安全保障最前線 要塞化進む南西諸島」。

琉球弧における自衛隊基地の相次ぐ建設や部隊の配備。

そして尖閣諸島周辺の有事における

水陸機動団などの車両や隊員の過酷な訓練、

さらに佐世保港における国連軍基地の機能など

ここまでの内容なら以前から知ってることばかりだった。

shiraike.hatenablog.com

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しかし、番組の後半から

驚くべき事実を知ったのだ。

昨年6月30日、

当時の菅首相習志野演習場(千葉県)を訪問して

特殊作戦群の視察を行ったと官房長官が会見で報告している。

しかし詳細は部隊の特製上差し控えるということだった。

そのためマスコミは大きくこのことを報じなかったし、

世間はコロナ禍でそんなことは誰も関心は持たなかった(当然私も)。

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この特殊作戦群という部隊は

水陸機動団のなかでもさらに精鋭を集めた部隊で

射撃能力(暗やみの中から200mの標的が撃てる)

や語学力(イスラム圏派遣のときはコーランも学習)、

さらにテロリストなどに捕まっても

決して目的などの機密事項を漏らさないように

メンタル面も強く鍛えられていること。

さらに普段の街中に混じって

個々で特別な情報収集を行い

海外へ訓練に行くときも別々に移動して

そこから訓練先に向かうなど

まさに水陸機動団以上の実力があり

海外でのあらゆる人質事件に対応できるのだという。

そしてこの部隊が出動するときは

隊員が自らの判断で

トリガー(ガソリン税のことではない、銃の引き金のほう)

を引くこともある、

だがこれが日本の政治的な意思決定、あるいは

ダメージを決定することになると

初代群長(現在は除隊)の取材インタビューも伝えられた。

 

この特殊作戦群は最初は

中央即応集団司令部に置かれていたが

JNN(TBS系)の取材に2010年に応じた

当時の司令官は大臣直轄で運用される

まさに政府の直轄の部隊であると答えたが

訓練などの詳細は詳しくは語らなかった。

同集団はその後福島第一原発事故で放水作業を担うも

特殊作戦群の名前は表に出ることはなかった。

そしていまは陸上自衛隊習志野駐屯地

特殊作戦群の部隊が置かれているが

その看板は掛けられていない。

習志野ではオスプレイ配備や

パラシュート部隊の訓練に抗議する集会やデモ行進が行われているが、

おそらく水陸機動団を超える特殊部隊が

地元にあると知っている人はあまりいないと思う。

そしてもしもウクライナ情勢から

台湾海峡やロシアと国境を挟んだところで緊張が起きたときに

真っ先に特殊作戦群が出動することになるのか。

そして作戦遂行を果たせば

大きな戦火を交えることを抑える力になるのかは

まだわかっていない。

これは敵基地攻撃能力の問題よりも

注目されなければいけないことだが

秘密だらけゆえにその賛否すらも

私達は判断することが出来ないのである。

しかしこれだけは言える。

もしも特殊作戦群でも有事が抑えられない場合は

日本全体が大パニックになること。

また、水陸機動団があるから日本は安心だという

盲従こそが大きな誤りであり、

日本の政治家は周辺外交はもっと

しっかりして、彼等を緊張状態から

一日も早く解放をしてもらいたいのだ。

水陸機動団の隊員は、

いつ起こるかわからない

緊急事態のために遺書を残していることも

おそらく多くの日本人は知らないと思うし。

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