先月31日に、
住民側の市に対話を求めるための
署名活動のその後に関する
ニュースが入ったので
2月に改めて撮った現地の風景を交えて
伝えたい。
(駅入り口から東側に繋がる地下通路)
12月2日に署名1234名分が市長宛てに提出された。
ただし、「新松戸駅駅東側のまちづくりを考えるネットワーク」が
事前に本郷谷健次市長か副市長にお会いして手渡したいと
要望したのにもかかわらず
受け取りは街づくり課長と区画整理担当室長だったと。
今後も同ネットワークでは
ネットなどで署名活動を続けていくと書いてあった。
(さかい農園の売り場は地下通路を出たところにあった。
署名用紙も置いてあった。)
朝日新聞1月9日第2千葉版では
街づくり課長(小林清氏)のコメントとして
「地権者との合意形成を図れるように
努めてきたい」とし
さかい農園の酒井珠子さん(53歳)に回答することを
約束したと書いてあったが
本当に回答があったかどうかは
まだこのニュースでは
伝えられていなかった。
この写真を載せたのは
ニュースの中で
「住民無視!借家の住民だって生きているんだぞぉ~!」
という見出しがあったからだ。
「今回の対象地区内には100人以上住んでいるのに、
地権者以外は話し合いに入れず進められる本事業。」
アパートに住んでいる住民は問答無用で追い出されてしまう。
整理事業で出来る高層マンションは
当然高い家賃が設定されるから
自己責任で払えなければ
この地区から引っ越すしかない。
反対したくても、
先月22日の土地区画整理審議会の委員の選挙に
参加したのは地権者52人のうち
39人。
住民同士も開発を巡って分断されてしまったのだ。
それからもう一つ。
農地のことばかりに目が映っているが
じつは東側には
広大な平面駐輪場が土地区画整理事業で
なくなってしまう可能性がある。
この土地に高層マンションが建つからである。
これまでここを利用していた人々が
駐輪場を求めて苦しい思いをする。
違法駐輪が増える可能性が高い。
はたして市はこの問題を深刻に
とらえているのだろうか。