なんでこんなに立候補者が増えたのか。
告示直前まで11人と言われたが
結局9人の闘いになった。
2022年の松戸市長選挙。
名前と前職だけを挙げても
元千葉県議・川井友則(46)
現職・本郷谷健次(73)=3期=
元松戸市議・大谷茂範(43)
同・原裕二(56・東京新聞だけれいわ支持と書いてあった)
同・大橋博(65)
同・木村みね子さん(70)
子ども食堂代表・石塚裕(42)
元松戸市議・山中啓之(43)
会社社長(沖縄で)・山本太郎(48・NHK党公認)
これだけ出ているのだから
さぞかし街づくりやコロナ対策や
子育て応援などで盛り上がるとお思いでしょうが
実際は逆です!
26日のチバテレ「newsチバ」での特集を見ても
「えっ!市長選をやるんですか。全く知らなかった!」
という声が返ってくるほど
市民のほとんどが関心を持っていない。
なにしろ「争点」といえるのは
・耐震化が問題になった市役所の建て替え
・松戸駅周辺の新しい賑わいづくり
そして本郷谷市長に対する多選批判と来てるから
「そんなの専門家を交えて
市民からきちんと意見をとって決めればいいじゃん!
どうせ市役所の内部で決定済みでしょ!」
といったことでああだこうだの
選挙戦になるはずが、全くなっていないのだ。
(上の写真を含めて自宅近くのポスター掲示を撮影、30日10時現在。)
市役所の建て替え用地は、旧法務省合同庁舎と同職員宿舎の跡地
8745㎡を今年度の一般会計に取得費として27億2000万円を計上したが、
2月の時点では市議会の特別委員会で議論していることから、
本郷谷市長は「購入する土地の使用目的については、今後詳細を詰めていきたい」
と述べるにとどまっている。
しかもこの跡地の周辺の
松戸中央公園を中心に「新拠点ゾーン」として
前述どおりの新しい街づくりを20年計画でやるとかという
話が昨年から市役所内部で検討されるも、
いまだに具体的な内容に踏み込んでいないままで、
23日にやっと市庁舎のほうの整備検討委員会(非公開)の
初会合が行われた。
だから市長選で「決着をつけよう」となればいいのだが
どうもそこまでの公約まで行き着いた候補はゼロで
「市庁舎の建て替えはどうするか?」というところが
精一杯といった感じだ。
この上のHPに紹介されている
市長選の特設サイトを見たら、
現地建て替えを訴えるのは、
川井友則 原裕二 木村みね子 山中啓之(マンションなどと合築)
大谷茂範の5人で
現職の本郷谷と大橋博は移転建て替え、
残り2人は公約で明らかにしていないということだった。
あとは小中学校の給食無償化や
市立総合医療センターの民営化(事務関係はニチイ学館に委託してるのだが…)、
クリーンセンターの建て替え問題など
具体的な問題を公約に入れている候補もいるが
論戦になると「みんな同じようなことを言ってる」
「市長になったら本当にやってくれるんか?」となるのは必至だ。
もっとも1週間の選挙期間では
短すぎるのかもしれない。
このハチャメチャな選挙の結末は来月5日の投開票で決着がつくが
しばらくは悩みながら投票先を考えようと思う。
悔いは残したくないから。
あ、そうだ。以前書いた新松戸駅東側の開発問題は
どの候補も何も言ってませんでした。
「もう決まったことですから」と言いたいんでしょうか?
ちょっと異常じゃありませんか。
だってまだ「さかい農園」は開発反対の旗を降ろしたわけでは
ありませんし、「噂の!東京マガジン」に取り上げられた
影響がいまだに市役所を凍り付かせているのでは
ないのでしょうか、ね。
(文中)