土曜日から新聞うずみ火の「黒田清さんと悼む集い」
に参加するため、大阪へ1泊2日の旅に出かけた。
(会場が豊中市のすてっぷホールだったので)
昨日は朝から京アニ事件の現場で追悼を捧げるため
梅田の宿から地下鉄・京阪電車を乗り継いで
(ホームにて。京アニのショップは次の木幡駅前にある。左は醍醐寺の写真。)
駅の出口から左へ歩いたところに
献花台のあるテントがあった。
ここへ行く途中で花を買うことが出来なかったので、
前日からもっていた天然水(ペットボトル)を置いて
手を合わせる。
出たところで毎日新聞の取材章をつけていた
記者に声をかけられて
取材に応じたが、なにしろ
京アニの作品はいまの仕事先であるネット通販の倉庫で
知ったので、それを正直に話し、
今回の事件では自分以上に多くのアニメファンに
衝撃を与えたものだと思うを答えるのが
精一杯だった。
現場の周辺は閑静な住宅地で
出世地蔵などを少し見かけたり、
昔ながらの町家づくりの家屋なども少し見かけた。
(16日のお精霊送りの案内。川へ供物を流さず指定場所にと伝えている。)
掲示版には町内会からのお願いが貼られていた。
「この度の京都アニメーション放火事件に関しまして、
犠牲となられた方々の哀悼の意を表するとともに
負傷された方々の一日の早い御回復をお祈り申し上げます。
私ども町内会としましても、事件のショックが大きいこと、
『京アニさん』たちと挨拶を交わす日常が返ってこないこと、
『日本の宝』が奪われたことが残念で言葉にすることができません。
一方、私たちは、ここで生活をしています。
その日常や、プライバシーが脅かされることがないよう、
お願い致します。」
この願いを受け入れて、写真はこれだけにした。
周囲は白いフェンスで覆われていた。
そこには「寄せ書き禁止」の表示が。
許すと余計に多くのファンが来て大混乱になるからだ。
正しい判断だと思う。
最上階の大きな焼け焦げの跡に
事件の大きさを静かに訴えているように見えた。
容疑者は重体で入院中のため、
真相ははっきりとわからないままだ。
猛暑の空で静かな町並み。
せめて少しでも大きな傷が少しでも癒されてくれればと
願うが、なんともやるせない気持ちで
六地蔵を後にした。
京都鉄道博物館に寄って午後の新幹線で
帰宅する。