コロナ禍以来はじめてになる。
それだけ長いこと行ってなかった
神保町・お茶の水で行われた
神田古本まつりにきのう足を運んだ。
まだ読み終わってない本があるのだが
(イトーヨーカドー柏店閉店で買ったのも含む)
結果的に3冊購入。
永六輔さんの「死に方、六輔の」は
矢崎泰久さんとの対談形式になる三部作の最後で
まだ東日本大震災が起こる前の刊行(2005年)だった。
それから10年後の七夕に黄泉の国へ旅立ったのだから
なんという数字合わせのうまい人だったことか。
(矢崎さんも2022年の12月30日に亡くなっている)
上原義広さんの「路地の子」は部落差別問題(同和問題)で
いろいろと勉強などをさせてもらった時に知ったことで
読んでみたいと思ったが忘れかけてしまったのを
出店でみつけたもの。(永さんの本と同じ場所で)
山藤章二さんの「ブラックアングル,83,84」は
神田古書センター内の「みわ書房」で見つけた。
亡くなったのは9月末。
ブラックアングルは「週刊朝日」に長く連載されてきたため
すべての作品を本で見るのが難しくなっている。
新潮文庫のも絶版になって
手に入れるのが難しくなっているし
以前市立図書館で借りて読んだ
20周年かなんかの本があったような気がしたが
ネット検索すると2002年に
25周年「全体重」というのが朝日新聞から
出たのがわかったが、1983~84年も
傑作がたくさん(特に中曽根不沈空母発言にちなんだのが)。
ありがたいことだ。
出店を見ると気になったのが
意識したわけではないが唐さんも今年亡くなり
かなり前に「佐川君からの手紙」を読んだことを思い出す。
その時はまったく内容を理解できずじまいだった。
寺山修司に至っては「書を捨て、街に出よ」しか知らないし
もっともあの頃は自分の心に余裕が持てず
自分のこれからに早く「模範解答」を出さなければならないと
思い込んでいたと
いまそう感じている。
もう一度読んでみようかと思いながらも
手を出せなかった。
その唐十郎を追った記録映画が再び上映される。
見にいきたい。
今回は見送った。まだまだ読書にあてる時間が足りない、
というより時間をつくらないこっちが悪いのか。
古本まつりはきょうまで開催(17時まで)。
そして、古本を見ている間に
母校國學院大學が
全日本大学駅伝で優勝したと母からのメール。
おめでとう、そしてありがとう。
録画したのをじっくりと後で見て喜びに浸ります。
(上のも含めて11月4日付の日刊スポーツより。)