「日本国憲法交付の日に」自由な風の歌コンサート終わる

無事に、そして会場はほぼ満員のなかで

日本国憲法前文と9条、そして

武満徹「小さな空」を唄わせてもらった。

今年で合唱指導が最後になる

飯村孝夫先生の緊急にお別れ企画になった

コンサート・自由な風の歌「憲法交付の日に」が

きのうの午後、武蔵境駅前のスイングホールで行われた。

本当ならワークショップをやる予定だったが

飯村先生が先月12日のコンサートを

コロナ陽性のためにキャンセルになったことから

再び舞台をつくったということ。

構成も手掛けている崔善愛(チェ・ソンエ)先生のピアノで

歌われたのは

「23人の漁夫のバラード」。

第五福竜丸の犠牲者たちの思いを千田是也演出で

シュプレヒコール劇にした「最後の武器」より。

林光(はやし・ひかる)先生が作曲、安倍公房が作詞。

そして星野富弘作詞・なかにしあかね作曲による

歌曲集「木のように」より「椿」。

いずれも平和の願い、戦争や核実験のもたらす

本当の犠牲とは何かを問いかける

骨太の「うた」だった。

崔先生のピアノ独奏も

トルコ行進曲」から

ショパンの「別れの曲」シューマンの「トロイメライ

そしてゴスペルでも知られるガーシュイン

「アイ・ガット・リズム」。

そのあとに前述の私達合唱団のうたで終わった。

朝から大外れに終わったJアラートもあって

崔先生も演奏の合間にこの話をした。

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申し訳ないでもないし、許せないでもないという

どうしようもない気持ちだったという。

また、自分は国家や政治に護られたということは

一度もない、だから音楽に拠りどころを見つけたと。

これは国家に守られているのが当たり前だと

思い込んでいる日本人には理解しづらいことだ。

しかし在日朝鮮・韓国人にとっては

これが当たり前だからこそ

そこからの理解をしなければいけないのに

すぐ韓国や北朝鮮と単純に連想するから

ヘイトクライムが当たり前のように起きる。

これが戦争をしたい連中の思うツボになるのだ。

 

飯村先生は私達へのはなむけのようにこう語った。

歌だけではお腹は満腹にならない。

でも心が豊かになるためには必要ではないかと。

そしていつもユーモアを忘れてはいけないと。

確かにミサイルが何度を発射しただけで

これらを忘れることは

とてもアブナイことだと私も感じる。

文化の日は「自由と平和を愛し、文化をすすめる」

という意味があると崔先生も話してくれたが

きょうが私にとってその日になって

良かった。

去年は仕事をしていたから。

 

飯村先生、ありがとうございました。

 

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