きのうは俳優の山本陽子さんが急逝した(享年81歳)
ニュースや、裏金疑惑を巡って
鈴木財務相が「納税行うかは議員が判断すべき」と
庶民が怒り狂う暴言を国会答弁で吐いたこと、
X(旧ツイッター)で、
在日クルド人への敵意をあらわにした差別的投稿を引用し
「日本人の国なので、
日本の文化・しきたりを理解できない外国の方は母国にお帰りください」
などと書き込んでSNS上でたくさんの批判を受けたりと
いろいろ関心事があったが
東京新聞の夕刊社会面に
広島で被爆した時計が
アメリカ(米国)で競売にかけられているというニュース(共同通信発)には
それらのニュースを上回る驚きだった。
なんでもイギリス(英国)の兵士が8月6日の
広島に原爆が投下されたあとに
緊急物資の配給や復興作業のために現地に派遣されたときに
廃墟から見つけて持ち去り、
2015年に英国内で初めて売買されたそうだ。
NGO(非政府組織)のICAN(核兵器廃絶国際キャンペーン)は
時計は英兵士や購入者の所有物ではないと指摘した上で
競売会社に出品の取り下げと
広島に返還することを求めたというが当然だ。
というより、日本人はまず
死者がたくさん出た場所にあり
さらに原爆投下時刻の8時15分を指したままの時計なんて
個人的に絶対に持ちたがらないものだ。
国民性の違いなのかと思ったら
映画「オッペンハイマー(原爆開発を主導した人物の伝記)」が
アカデミー賞13部門でノミネートされたこともあって
落札価格が2万ドル(約300万円)になると予想されているのだと。
こうなると今が売り時だが
明らかに「不適切」を越えた「不謹慎」だ。
すぐに広島に返してほしい。