きのう、そごう・西武のうちの
西武百貨店池袋本店の従業員らが
店舗のヨドバシカメラ(ヨドバシ)売却をめぐる
雇用関係があいまいになっていることに抗議して
全日ストライキを行った。
西武の店舗がヨドバシになることで
いままでの職場環境が確保できないからと
その不安解消に向けてそごう・西武の経営側が
明確な回答をしてこなかったことが
最大の理由。苦しみながらも
支持するとともに
その最中にヨドバシに店舗の売却を表明したことに
強く憤りを覚える。
3000億の負債があるから仕方がないだろうという見方もあるが、
池袋にとってのランドマークになっていたはずだった。
ヨドバシはかっては「新宿西口駅の前ー!」という
CMソングがテレビで何度も流した
あのイメージからして
池袋よりも新宿といった感じが強かった。
しかし、秋葉原や大阪梅田などに出店して
さらにフォートレス・インベストメントグループという
アメリカの不動産投資会社グループと組んだことで
さらなる拡大戦略を目論んでいるようだ。
井阪隆一セブン&アイ社長はそごう・西武のブランドは残すというが
フォートレスがもしも池袋本店に有力な買い手がついたら
そこに売却することで、
百貨店そのものが消えてしまうことも
あるかもしれないと。
(流通アナリスト中井彰人氏・テレ朝の報道ステーションより。)
同業他社の労働組合も参加したデモ行進では
百貨店そのものの危機を受け止めた上で
新たな取り組みも必要であることも。
しかし働く場所と環境が一方的に奪われるようでは
苦境のなかからの再チャレンジが出来るわけがない。
経営陣は百貨店そのものを棄てる気なのか。
それをあいまいにしたままの
他業種(フォートレス)に売り飛ばすことは許されるものではない。
ちなみに前豊島区長の高野之夫氏も反対していたそうだが
ことし2月に亡くなり後継の区長もストが行われたことに
残念だとコメントしていたが
政治の力をもってしても
池袋東口は大きな変化が起きることを
誰にも止められないということか。
東京は、どんどん貧しくなっていく。