良かった。
もうこれでいいかもしれない
白石正輝足立区議のあの
「LだってGだって、法律で守られている
じゃないかなんていうような話に
なったんでは
足立区は滅んでしまう」から
ついにここまで動いたのだ。
4月1日から足立区も
「パートナーシップ・ファミリーシップ条例」が施行された。
2日の東京新聞社会面では
1日に4組が宣誓書を提出し、
家族になることが出来たのだ。
それにしてもあの騒動から
わずか2か月で条例制定に動いて成立して
ここまでスピード感ある動きが出来たことは
当事者にとっても喜びと同時に
驚きがあったと思う。
「あの発言は一線を越えてしまったと思っています。単なる一区議の発言の域を超えて、足立区役所、ひいては足立区民まで(白石区議と)同じ考えなのではないかと問われかねないような状況で非常に危機感を持ちました。」
足立区でパートナーシップ制度が開始…同性愛差別発言から半年、驚愕のスピード感のワケ (msn.com)
この「文春オンライン」の記事で近藤やよい区長が
あの暴言から自身がこれまで体験した思いなどを考慮して
まず当事者の声を区が直接聞くことから始めて
「『(足立区は)決して住んでいて怖い場所じゃない』という姿勢をはっきり示さなければならないなという思いで、パートナーシップとファミリーシップ制度を導入することにしました。」
そして条例を成立させるために
議会に何度も足を運んで
その内容に理解してもらえるように努めたことが
いまにつながった。
「私も政治家ですからね。(白石区議と)同じ認識を持っていると思われることは許せないです。私にも私の考え方があって、それはいろんな人が安心して住める、そんな自治体を作ること。そのために選挙を戦い、区長をやっているわけですから。かっこつけているわけではありませんが、そんな私があの発言を許し、同調しているかのように誤解されることは、どうしても許せない部分がありますね。」
ある意味で女性の区長だったからこそ
スピード感があったのかもしれないが
やはり行政の当事者が
差別の当事者の声に「共感」するだけではなく、
その人たちと同じ「立ち位置」から考えないと
なかなか条例などの行使に踏みきれないのかもしれない。
この難しさを足立区は克服したが
首長の頭の中身の問題になるため
困難が伴うことがあるかもしれない。
しかし上の写真にあるとおり
1日で21の区市町村が導入を始めていて
ついに100の自治体が
パートナーシップ条例を導入するまでになった。
まだまだこれからなのだ。
足立区パートナーシップ・ファミリーシップ制度を令和3年4月1日から開始します|足立区 (city.adachi.tokyo.jp)
「滅びる」といわれた東京都足立区でパートナーシップ制度開始 ファミリーシップは都内初:東京新聞 TOKYO Web (tokyo-np.co.jp)