きのうの吉祥寺から武蔵境、そして府中まで

「実は郵便局とケンカしたんですよ。

 公演のチケットを売るときに

 郵便為替で送金してくれるんですね。

 その受け取りで郵便局に行くんですけど

 以前は保険証で身分証明が出来たんですが

 マイナンバーカードか運転免許証がなければ

 保険証だけじゃダメなんですね。

 住民票が必要ですと言われたので

 じゃあその費用をあなたたちが出してくれますかと

 言いましたが、それは出来ませんと言われました。」

きのう、3日の「自由な風の歌合唱団」コンサートのための

練習が行われた。

この日は2012年から林光(はやし・ひかる)先生の後を受けて

合唱団の指揮と指導をしていただいた

飯村孝夫先生の最後の「指導」だった。

マイナンバーカードをつくることはありません。

 運転免許証ももっていません。

 カードを作れば2万円、じゃなくてポイントがつくそうですが

 あれは私達が払った税金ですよね?

 いかにも国がプレゼントしているようですが

 私達の税金で(原資)やってることですからね。」

これには参加した団員(私も)全員が多いに共感した。

もちろん、それだけではない。

 

「言葉を拾ってほしい」

 

飯村先生の最後のメッセージだった。

合唱とか合奏などになるとみんなと息を合わせることを

意識するばかりで

楽譜を見て唄う、または演奏することばかりだが

そうではなく、歌詞や曲のなかにある

メッセージを拾って

歌や曲をつくった人々の代わりに

その思いを伝えてほしい。

できそうで出来ない。

でも、言葉やメロディを掘り起こせば

できないことはないということ。

本番ではそうしたい。

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練習のあと、吉祥寺駅前の「ことぶき」という床屋に行って

1800円でカット、シャンプー、髭剃りとさっぱりして

オトクな気分に。

そしてハーモニカ横丁の「珍来亭」で

ピー肉丼(税込み850円)で昼食。

中華でピーマンといえばチンジャオロース(青椒肉絲)のように

千切りというイメージがあるが

こっちはぶつ切りになっていた。

でも大人になったいまでは、これがむしろ良いというわけだから

これも時代ということなのかと思ってしまう。

ちなみにコンサートで唄う「小さな空」で

「いたずらが過ぎて叱られて泣いた 子どもの頃を思い出した」

という歌詞があり、飯村先生は

「小さな頃を思い出すのはエネルギーが必要です。

 それができないから認知症になったほうが幸せということに

 なるのでしょうか」ということで

 それを意識してやってくださいということを思い出した。

あの頃はピーマンは食べられなかった。逃げて回った。

思い出した。𠮟られたことは忘れたけれど。

この後、会場(武蔵野市スイングホール)を下見して

買い物をした後に

西武多摩川線を全線完乗する。

西武の旧車両のカラー塗装に乗れたのはラッキーだった。

このあと府中街道を北に歩いて

東京競馬場の西門につながる道から

府中本町駅へ、そこから帰路についた。

 

途中自家栽培の直売所で

「もしよろしかったら

 持って行ってください」。

ジャガイモがいっぱい入っていた

袋詰めをひとつ。

家族に喜ばれた。

もう二つ持って帰ればと思ったが

これくらいにしておこう。

何事も「出会い」に感謝することが

いちばん大切なのだから。

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