「萌えキャラ」なんてオワコンだという声に「考える」

24日、東京新聞の「本音のコラム」で

文芸評論家の斎藤美奈子さんが

萌えキャラの「温泉むすめ」に関することが

書いてあったことを読み、

以前に「戸定梨香(とじょう りんか)」のことを書いた一件を

思い出して、「萌えキャラ」について再考する。

地元住民も知らない人がいる「戸定梨香(とじょうりんか)」って何者だ! - shiraike’s blog (hatenablog.com)

この温泉むすめにしても

「なんで胸の大きさや体の露出を強調して、

 夜這いを期待しているとかとプロフィールに載せるのか」

ということが性差別的行為ということで炎上騒動になり

修正したのちに再度発表されたということだ。

性差別?「温泉むすめ」キャラ設定が物議 運営がサイト修正、後援の観光庁は「対応を検討中」: J-CAST ニュース【全文表示】

この件に関して斎藤氏は

もはや「萌えキャラ」で地域おこしとかを

やるのは古いのではないか、

もはやオワコンであると自らの考えを示したのだ。

 

私にしてみれば、ちょっと前までは

地域おこしの代表格は

「B級グルメ」と「ゆるキャラ」だったと思う。

しかし今ではどちらも

この2つで日本一を競うイベント(グランプリ)が

なくなってから、いわば最終兵器として

この「萌えキャラ」が出たような感じだ。

というより無理矢理この方向に

地域おこしのトレンドが動いてしまった感じがする。

「萌えキャラ」がオワコンというよりは、

この存在の使い方に間違いがあると思う。

 

使い方によっては性別や年齢や人種の差にかかわらず

自分たちの良さ(観光地など)をアピールできる

大きな存在になるのに

悪ノリや常識知らずの行為が目立ってしまうと

「萌えキャラ」の存在がすべて否定されてしまう。

良し悪しは個人の好みが決めることだが

決して誤解を与えるようなことを

許してはいけないと思うのだ。

そういう意味では指摘された側はきちんと

修正した上で謝罪するのが正しいし、

指摘した側に対する暴力的行為は

絶対に許してはいけないのだ。

これが今後もまかり通ってしまえば

ほんとうに「萌えキャラ」はオワコンになっても

不思議はないのだ。

 

ちなみに、新京成銚子電気鉄道の「鉄道むすめ」を見た時は

体の露出も性的なことを連想させるプロフィールも

何もなかった。

これが正しいやり方だと思う。

間違っているなら修正すればいい。

誤解されたらそれを解く努力を怠らない。

それが一番なのだ。

「まん防」延長で受難の鉄道むすめ(新京成) - shiraike’s blog (hatenablog.com)