「啓発動画『性的』指摘で千葉県警が削除」
「『表現の自由』抗議の声」
あ~あ、警察がセクシーなフィギュアキャラクターを作って
広報に使ったら女性差別だと言われて謝罪か、
ザマアねえなと思ってこの記事をじっくり見たら、
(22日の東京新聞社会面より)
なんとこのキャラクターは
地元松戸市のご当地バーチャルユーチューバー
略してVチューバ―の「戸定梨香(とじょうりんか)」という
民間の事務所に所属して、
ホントウの人間のタレントと同じ活動をしていると。
これは初耳だった。
「腹やへそが露出し、極端なミニスカートが性的だ」と
9月下旬に動画は削除されたが、
これに反発した人たちが、
同月10日からネット署名の活動が始まり
約4万6千の署名が集まった。
「性的」と指摘、フェミニスト議連に抗議署名4万件 千葉県警が女性Vチューバー出演の動画削除 :東京新聞 TOKYO Web (tokyo-np.co.jp)
しかし、私はこの記事を見て
「そんなの知らないよ!戸定梨香なんてさ!」
と言わざるを得なかった。
「松戸さん」なら知っているが、
まつど応援キャラクター『松戸さん』運営委員会公式ブログ (ameblo.jp)
おそらく今回の騒動がなかったら
戸定梨香のことなんて全く知らないまま
松戸市民として生活し続けることになっていただろう。
いまやユーチューバーが人気職業になる時代に
ネット、というかスマホで情報のほとんどを手に入れるから
このVチューバーは注目されているのだろうが
私のようなオジサン世代は
ユーチューバーというのに違和感を覚えることもある。
おそらく10~20代のネットで情報を入手する世代に
訴えたかったのかもしれない。
「(戸定梨香として画像上に映る)女性タレントが、
見た目や年齢にとらわれず『なりたい姿』を表現するために
デザインされた。
自己表現の一つで、女性蔑視や性的な意図は
まったくない。」
所属事務所の代表は記事の中でこうコメントし、
一方的に削除して終わりではなく
話し合いで理解を進めないと他のクリエーターの活動に
悪影響をもたらすと語っていると。
確かにそれはもっともだ。
戸定梨香の見た目よりも
「警察がこのような啓発動画を作るなんて!」
「千葉県警にはシーポックという
ピーポちゃんと同じPRキャラがあるじゃない!」
「警察ともあろうものがVチューバーを使うなんて!」
のほうに抗議の理由があったのではないかと
私は推測した。
すると、きのう9日の東京新聞社会面に
この記事が。
Vチューバーの県警動画削除 フェミニスト議連「ミニスカ、大きな胸の揺れ、交通安全動画に本当に必要か」:東京新聞 TOKYO Web (tokyo-np.co.jp)
「肌を露出し、動くと大きな胸が揺れる。
極端なミニスカートで、
子どものための交通安全の動画に
このようなキャラクターが本当に必要なのか」
という指摘を添えて警察のやり方に問題があると
同議連が記者会見で見解を示した。
多少、私の見解との違いはあったが
もっと他のキャラクターを使えばよかったのではと
いうことなのかもしれない。
一番良いのは議連と所属事務所が直接対話をして
お互いの考え方に誤解や齟齬がないようにすればと思う。
難しいかもしれないが、
何よりこれが新たな対立や分断を招くようなことが
あってはならない。
それこそフェニニズムや表現の自由に
足かせを嵌めてはいけないのだから。
Vチューバーの県警動画削除、フェミニスト議連に殺害予告「戸締まり気をつけろよ」:東京新聞 TOKYO Web (tokyo-np.co.jp)
しかし、このVチューバーは
松戸市民全体に認知されているのだろうか?
それとも知らなかったのは
私と私の家族だけってことは
ないですよね!
千葉県警、ご当地VTuber「戸定梨香」さんとのコラボPR動画を削除 「女性蔑視」とフェミニスト団体から抗議(ねとらぼ) - Yahoo!ニュース
【松戸警察・東松戸警察】交通安全PRにご協力させていただきました❣❣みんなに広めたい「ちばサイクルール」❣❣ - YouTube