うちの家長(80代・男性)が昼になって
突然東京の親戚に会いに行きたいと言い出した。
もう年をとったのと、過去に脳血管障害で
治療をやったこともあり、
「まだらボケ」が出てしまったのだ。
徘徊が起こるほどの認知機能の低下ではないが、
一度決めたことに対しては、
まわりの都合を聞かないで勝手に行動を起こそうとするので
一人で行かせると、最悪で行方不明、
最低でも目的地に着く前に事故や事件を起こしかねない。
(2か月前には帰宅途中で転倒して救急搬送されたことがある。)
そこで家族総出で親戚に根回しして、
必要な物は持っていくから家にいてくれと
根回しして、さらに埼玉に住む親戚にも応援を借りて
やっと全員で東京まで到達。
親戚全員集合で酒席を囲んで
正月いらいの再会を喜び合うことが出来た。
私の親の世代はみんな70代を越えて
腰や足にガタがきているので
あまり外へ出たがらない。
しかしうちの場合はヨタヨタしていても
足腰はなんとか不自由がないので
何かと世話が大変になる。
しかし、酒が入るほどに互いに本音を打ち明けることが出来て
来年の正月にまた会えるように
体に気をつけて無理のない範囲で頑張って
生きていこうとなんとなく意思統一が出来たのは
とにかくよかったということ。
帰りにお神輿をかつぐ姿が。
(一緒にいるゆるキャラはわからなかった)
氷川神社の祭礼のみこしを駅近くの町内会が担いでいることだが
どこにあるのかがわからなかった。
後で調べたら足立区だけでも3つの「氷川神社」があった。
西新井大師しか参拝したことのない私にとって
初耳だが、やはりここも人口動態が変わって
担ぎ手が少なくなっているようだ。
旧紡績工場を再開発して
新しいマンションが立ったというのに。
もっとも新しい世帯はこのような近所付き合いをあまり好まない
傾向が大きい。
私らは2日早い敬老の日をこのような形で祝うことが出来たのは
良かったかもしれない。
ただし、住んでいる自治体によって
敬老の祝いものに大きな差が出ていることも
親戚同士の会話でよくわかった。
それで私たち家族の住んでいるところはって?
70、80過ぎの時点では何ももらっていません。
100歳越えなければ無理なのだろうか。