しまった! #中学校 #公民 の #教科書 も見ておけばよかったと反省( #文科省 #集団的自衛権 #琉球弧 #日本国憲法 #9条 #自衛隊 #東京書籍 #教育出版 #育鵬社 #自由社 )


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7月1日に流山で教科書展示会に行って

中学校の歴史教科書(と一部の道徳と公民)を見てきたが

そのあとに4日に東京君が代第五次訴訟を傍聴したあとに

東京地方裁判所(地裁)を出るまえに

ある方から1枚のビラをもらった。

それを読んで「しまった!」と。

その内容は月刊誌「紙の爆弾」の6月号のいち記事のコピーが

大半だったが

「”愛国心=国家への帰属意識”を教化し、

 軍拡化”国のために死ねる生徒作り”を謀る

 文科省の社会科学習指導要領に沿う教科書は

 育鵬社以外にも広がっている。」

ということで

永野厚男氏の取材構成による

改憲派2社(前述のと自由社)以外にも軍拡肯定

 2025年度中学教科書 防衛省の広報誌化」

その内容をじっくり読むと

昨年度の採択率1位の東京書籍と

第2位の教育出版でも

公民の教科書には

日本国憲法と沖縄関係において

第2次安倍政権からいまの岸田政権でさんざん批判されてきたことを

巧みに正当化されている内容が目立ったということだった。

例えば「軍縮」関係では、

「自由で開かれたインド太平洋」という政策を掲げて

関係国との国際協調を進めていくという

いまの政府が進めていることを強調する文があることや


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「なぜ、沖縄に米軍基地が集中しているのだろう」と

考えさせる内容として

ユーラシア大陸から日本列島を眺めてみると、

 日本の南西諸島は中国大陸と太平洋に挟まれていて

 不安定化する東アジア地域において

 重要な地域となっている」という

自衛隊防衛省がよく使う手口がそのまま教科書に載っていたのだった。

さらに

「現在、日本の平和主義は、相次ぐ地域紛争や国際的なテロ活動の多発により、

 極めて不安定な状況。特に東アジア地域においては、せめぎ合う米中、

 北朝鮮の動向、ロシアの極東・シベリア開発の動き。

 そして今もなお歴史的な日露(北方領土問題?)、

 韓中(全部日本が原因だが!)との関係のもとで、

 日本の平和主義の考え方やあり方の注目が集まっている」として

 その一つが集団的自衛権の行使についてだと書いてあったそうだ。

もっともらしいように見えて全くデタラメ極まりないことだ。

本来ならば憲法9条を軸にした平和外交を構築すべきであるはずなのに

その点の記述は「たった1行」で

前述の文章は合わせて11行に比べると

議論をするための材料(とくにディベートなど)としては不公平だ。

他にも米兵による事故や性被害よりも

基地周辺での地域交流などを紹介する文章が目立っていることや

南スーダン非戦闘地域でもめた「海外派兵」についても

賛成反対の両論併記になっているが

あの「戦闘状態」と書かれていた「日報」が

破棄していたのが実は存在していたこと事実が

まったく「隠蔽」されていることを書かれていた。

これでは育鵬社自由社を選ばなくても

中学生たちは自公政権が企てる

23兆円もの軍拡で「戦争ができる国」にすることを

たやすく受け入れてしまうことになるだろう。

あの展示会でじっくり読んでおけばよかった。

ほんとうに反省しきり。


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