松戸「黄色いハンカチ」のおはなし会(3)

(つづき)

絵本と紙芝居のおはなし会が終わって

「黄色いハンカチ」のひだまりカフェは

お茶(コーヒー・日本茶・こぶ茶)とお菓子を囲んで

参加者とスタッフが自由に

雑談する時間になった。

その時に私がサポート会員だということで

お話を交わしてほしいということで

共同代表の佐藤利雄さんと

同じテーブルで。

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きょう、黄色いハンカチの会員有志が

学習会を兼ねていわき市小名浜に行くことになった話から

福島第一原発の周辺まではあまりにも距離があることと、

常磐線が全面開通しても

駅前周辺が新しくなっただけで

あとはそのままの状態であることを自身の眼で見てきたことを

写真を見せてくれた上で説明してくれた。

かって駅伝のコースだった地点(大熊町)が

いまでは放射性廃棄物の置き場になったこと。

中学校があった場所が震災の4年後には

ひまわり畑になっていて

その跡がなくなって、後に遺るのは

昔の鉱山跡が人間の顔のように

なっているだけのことだったと。

 

あの事故から10年以上経って

復興のあり方が大きく問われているが

避難した被災者の声がかき消されることがないように

出来ることから見つめていきたい。

まだまだ被災地は動き続けているのだから。

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(おわり)

松戸の「黄色いハンカチ」おはなし会(1) - shiraike’s blog (hatenablog.com)

松戸の「黄色いハンカチ」おはなし会(2) - shiraike’s blog (hatenablog.com)

<つなぐ思い 震災10年>(3)つらい体験、未来に生かす 松戸の交流サロン・黄色いハンカチ:東京新聞 TOKYO Web (tokyo-np.co.jp)