#東日本大震災 #福島第一原発事故 の被災者として( #能登半島 #地震 #タワマン #防災 #備え #飲料水 #黄色いハンカチ #松戸市 )


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きのうに続いて

松戸市東日本大震災復興支援松戸・東北交流プロジェクト

「黄色いハンカチ」で聞いたこと。

自宅避難だったら備えはどうすればいいのか。

飲料水はどれだけ確保すべきなのか。

原発事故が起きて近くの知り合いに身を寄せて

数日後に自宅に戻ってきた。

断水だったために近くの沢から水を汲んで飲んだ。

あのときは放射性物質の汚染なんて知らなかった。

もう自分は汚染されたのかもしれない。

3日分は貯めておけというが

それだけで十分なのか。断水が続いていたら

それだけでは足りないのではないか。

都会ではどんどんタワーマンション(タワマン)が建っているが

もしも地震が起きた時に迅速な避難が出来るのか。

いくら高いところのほうが揺れに強いといっても

断水したら(停電も含めて)どうするつもりか

理解ができないのだ。

南相馬市福島第一原発から30km圏内からの避難は

県外へ。友好都市になっている杉並区の

保養所へ、群馬県に。

他の住民は新潟県の施設へ避難した人もいる。

噂話も交わされた。

「新潟にいくのなら自分の家に立てこもったほうがいい。」

根拠のない理由。

食べ物は少ない。支援物資だから仕方はないが

それでも不安や不満の声が出る。

弱者の保護やいたわりは後回しになる。

震災や原発事故の当事者だからこそ

そうでない人間よりも見えてくるものがある。

本当ならその声こそ最優先に防災へと活かすべきなのに

政治のほうに届いているか。疑わしい。

被災者の目から見れば

一見安全に見える日常も、

実は「危険」と背中合わせの状態なのだということ、

私だけは大丈夫という考え方はただの思い込みであり

それが震災で大きな被害をうけることになる。

最後に、

「避難所でつい立をつけると聞いた時に

 それはやめてほしいと言ったんです。

 お隣さんと話ができなくなってしまうから。

 着替えのときは布団の中でごそごそとやらなければいけないから

 必要なのはわかるけど、

 やっぱりお互いに会話ができないのはどうもと思って。」

ありがとうございました。


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(子どもっと松戸と黄色いハンカチの渡辺洋子

共同代表)


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(この項おわり)

shiraike.hatenablog.com