救援活動が困難を極めていることで
死者が急増しているなかで
八代亜紀さんと日向寺康雄さんの
訃報が入った。
八代亜紀さんは昨年9月に
膠原病のために療養に入ることが伝えられた。
難病だけに治すのも大変だろうと思われたが
30日に亡くなられたと。
昨年もニッポン放送「上柳昌彦あさぼらけ」では
12月29日に「舟唄」をみんなで聴く会が行われた。
放送の最後で舟唄が流れるのをただ聴くだけだが
映画「駅ーSTATION」のあのシーン。
紅白を見ながら舟唄を聴く。
あの情景を思い浮かびながら。
「雨の慕情」で初の輝く日本レコード大賞を獲った時の
涙がいっぱいのあの時も思い出した。(テレビで見た)
(きのうの東京新聞朝刊国際面より)
もう一人、日向寺さんは
先月に読んだ青島顕さんの
「MOCT」に出てきた
元モスクワ放送アナウンサーの人。
1987年に入局して
その4年後にソ連が崩壊。
「ロシアをとことん伝えていきたい」と
ロシアの声・ラジオスプートニクと看板が替わっても
アナウンサーの仕事を続けて
帰国したのは2018年。
ウクライナ侵攻後は複雑な思いを抱きながら
自分の言葉を語った。
「あの国を急がせないでください。」(本より抜粋)
急がせるをせっかくのいいところも潰される可能性があると。
酷い目にもあったがいい思い出もあったモスクワでの仕事。
もっと語りたかったのかもしれない。
謹んでお悔やみ申し上げます。