結局なんの縁もないまま終わってしまった。
中野サンプラザのことだ。
JR中野駅周辺には何度も行ったが
そのほとんどが同じ駅前でも
「ブロードウェイ」だったから。
10代から20代まであまりポップスや歌謡曲の
コンサート(ライブ)に行ったことがなく
サンプラザの存在はテレビで知ったくらいだった。
なにより自宅まで遠いし
サンプラザまで足を運んでまで
見たい聞きたいと言う機会が
まったくなかったのである。
そのサンプラザが2日でさよなら音楽祭が
山下達郎のライブ(なんと通算96回も!)で大団円となって
50年の歴史に幕を閉じた。
もっとも
音楽プロデューサーの松尾潔さん(55歳)が
15年間在籍していたスマイルカンパニーとの契約が
中途で解除されたニュースのほうに強い関心。
その理由がジャニー喜多川の「あの」問題で
松尾氏がメディアで批判的な言及をしたからだ。
「私をスマイルに誘ってくれた
山下達郎さんも会社方針に賛成とのこと。
残念です。」(写真の日刊ゲンダイ記事より一部抜粋)
ジャニタレに楽曲を提供し
その作品の著作権の管理等を目的として設立されたのが
スマイルカンパニーということ。
初めて知ったことだが
なんとも後味の悪い話だ。
なお解体後は7000人収容のホールやホテルを入れた
総合的な高層ビル(高さ250m、62階建て)になるそうだが
中野駅前の景色が大きく変わることは
間違いないようだ。
ちなみに私が入った文化系の中野の施設は
サンプラザ近くのなかの芸能小劇場と
区営のZERO視聴覚ホールのみです。