#防衛費 43兆円というより #戦争 の準備が始まっている感じが( #徳之島 #奄美群島 #岸田内閣 #日米安保条約 #集団的自衛権 #琉球弧 #オスプレイ )


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きのう発売の日刊ゲンダイでは

防衛費「5年で43兆円」に関して

参院予算委員会立憲民主党辻元清美氏が

「円安で為替レートが変化しているのに

 本当に総額43兆円で収まるのか」と

岸田総理に質問したら

「必要な防衛力を用意するために積み上げて

 閣議決定した数字だから、

 43兆円の範囲内で防衛力を強化する」と。

あまりにもトンチンカンだ。

なぜならば43兆円のほとんどは

アメリカ産の兵器の購入および

アメリカのライセンス兵器の国内製造で賄うのだから

43兆円で済むわけがないことが誰でもわかることだ。


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きのうのブログでも引用した

「新聞うずみ火」12月号の1~3面は

米軍どころか自衛隊の基地がないはずの

徳之島(鹿児島・奄美群島)で

陸・海・空のすべての自衛隊が結集した

統合演習が行われた事実をレポートしている。

11月15日午後、

島の最北端の手々海浜公園の静かなビーチに

突然オスプレイが緑地に着陸。

そこから降り立ったのは

小銃を構えた水陸機動団。

まさに仮想敵国が島を侵攻したことを想定した

奪還のための攻撃訓練だ。

なお島民には訓練の日時は事前に告知されているが

この訓練だけは公表されなかった。

「本気の訓練だから隠したいんでしょう。」

「この公園を使う法的根拠はありません。

 監視の目がないと思って、やりたい放題ですよ。」

(取材した栗原佳子記者に同行した奄美市の男性)

再び日刊ゲンダイの紙面に。

防衛費を43兆円に増額することは、

岸田政権が昨年末に閣議決定した

「安全保障関連3文書」の改定で決まったことだが

その内容において、

国内の有事の際に部隊を展開させることを目的に

戦闘機や大型の護衛艦が利用できるように

沖縄・九州を中心に

全国の14民間空港と24港湾の整備を

政府が進めるという計画を進行させようとしているのだ。

来年度予算にこれらの関連費用を盛り込むというが

ww.asahi.com

アメ(地元の経済振興)とムチ(常に訓練に参加させられる不安)の

両方がつきまとう。

しかも地元自治体側は自衛隊の関連となると

米軍のそれよりも反対しずらい空気がある。

だが、15日の訓練では

爆音で仰天し、何事かと

前述の公園に駆けつけた住民は

自衛官に立ち入りを禁じられていたり、

徳之島空港ではF15戦闘機の

「タッチ・アンド・ゴー」の訓練が初めて行われたり、

隣接する総合運動公園には

16式機動戦闘車(MCV)などの

軍用車両がずらりと並び

家族連れが見物に訪れたりしていた。

当然訓練のために島内を堂々と走行していたのだと。

こうして知らない間に

島全体、というよりは

日本全体が「要塞化」していくことになるが

もちろんアメリカの対中戦略のためにあるので

国土防衛のためではないのだ。

「でも、港湾を整備して大型船が着岸できれば

 有事の際にすべての島民が避難できるんでしょう?」

しかし、もしもの時の避難計画は

国ではなく自治体がやることになっているようだ。

現に沖縄では与那国島

避難計画どころか

シェルター設置を巡って国と沖縄県与那国町との責任が

あいまいになったまま、というより

「そんなことができるわけがない」と

責任を擦り付け合っている。

www3.nhk.or.jp

ryukyushimpo.jp

自衛隊に住民を避難させる余力はないだろう。自治体にやってもらうしかない。」

(上のHPの琉球新報9月16日付社説・自衛隊制服組幹部の発言より。)

訓練で行う有事は既に島全体が戦場になった後のことだ。

そうなればまさにパレスチナガザ地区と同じように

手っ取り早く島の外にどんな手を使っても

事前に逃げない限りシェルターがあっても

命が助からない事態が多くなるはずだ。

こんなことのために43兆円が費やされることに

もっと日本国民は怒らなければいけないのだ。


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