宮古島沖陸自ヘリ消息不明「事故」の事実に迫る

(きのうのブログのつづき)

沖縄・宮古島沖で消息不明になった

陸上自衛隊陸自)UH60JAヘリコプターからの

遺体捜索作業が進み、

16日に2人、そして17日に2人引き上げられた。

これで確認された5人のうち残るは1人のみになった。


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写真は18日発売の日刊ゲンダイ1面だが

ここにヘリの航程に関する詳細があった。

4日に熊本の高遊原分屯地を発ち

那覇市を経て6日に宮古島へ移動。

その日の15時46分に

航空自衛隊宮古島駐屯地を離陸、

海岸線に沿うように北上した後、

北端で進路を北西に変更、

同時刻の56分ごろに伊良部島の北東約3kmの

洋上でレーダーから機影が消えた。

ここから騒動が起きたわけだが

消息を絶つ2分前に

下地島空港管制官からの

下地島の管制圏に入ったら

 下地島の周波数で連絡ください」との呼びかけに

「了解」と応じたという。

ニュース映像では低空飛行をするヘリを防犯カメラが

捉えているのだが、気象状況はとくに悪くなく

伊良部島下地島をヘリから視察して

「写真をじゃんじゃん撮ってたそうですね」(軍事評論家の田岡俊次氏)

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というところでヘリに何らかのトラブルが起きたのではないかと

考えてみたほうがよさそうだ。


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宮古島から尖閣諸島や台湾との国境付近まで飛んだにならともかく

伊良部島下地島のほうしか飛んでいないことで

下地島空港の軍事利用に向けた

何らかの調査活動を行っていた途中となれば

これ以上の事実解明が公表させないかもしれない。

絶対に許してはいけない。

今後防衛予算が増額するのは何のためか。

そもそもは兵器や装備、そして兵站を改善させるために

あるはずなのにトマホークの爆買いなどで

無駄遣いを進めるのであれば全く無意味だし、

今回のような事故はまた繰り返されることになる。

まして沖縄・奄美諸島の「琉球弧」で

事故が再発されれば自衛隊への住民の不信感が増大されることを

肝に命じることである。

ちなみに岸田首相は17日になってやっと

「痛恨の極みだ。全力で事故原因の解明に努めたい」

「10人が一日も早く家族の元に帰ることができるよう、

 全力を尽くす」と力を込めてコメントしたそうだが

解明の結果が明らかになったら

国民にきちんと発表してもらいたい。

いまの政権はその点でも信用が出来ないのであるから。

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