(きのうのブログのつづき)
埼玉県警捜査一課刑事(警部補)までやりながら
退職して犯罪予防の活動を行っている
佐々木成三(ささき なるみ)氏は
犯罪被害者支援の活動も行っているが
テレビでは犯罪分析のコメンテーターで引っ張りだこのために
ほとんど目立っていないだろうなと思っていたら
講演の最後で感極まって涙を流したことがあった。
「被害者として悲しみを持つだけではない。
元々の力に戻りたい。特別なことより、
前と同じように戻してほしい。
会社員だったなら、
そのまま戻れる社会になって欲しい。」
「社会復帰には周りのサポートと理解が大切。」
これはあの池袋のひき逃げ事故(事件)で
奥さんとお子さんを失った松永拓也さんが
訴えたことから考えられた結論だった。
詐欺事件の受け子が犯罪への希薄感があるように
犯罪被害者の遺族も周りから誹謗中傷への希薄感しかない
人間たちによるSNS上の書き込みに悩まされ
裁判に訴えるという苦しい選択をさせられる
「セカンドレイプ」を強いられることがあるのだ。
では佐々木さんはどうしたか。
なんとボクシングジムで思いっきり
スパーリングをさせて目一杯
パンチやキックをやってもらうようにしたのだ。
終った後はみんなでにっこりと記念撮影。
「犯罪被害者家族だって笑っていい!」
佐々木さんは最後にこういった。
地域ぐるみで防犯組織をつくって
情報を交換してアップデートして
互いが安全に暮らせる社会にしてほしい。
組織があれば犯罪予防だけではなく
犯罪被害者とその家族にも速やかな支援ができる
それをやってほしい、だから
この会の主催者である
一般社団法人オリーブ(埼玉・狭山市)の活動を応援したいと。
まことにごもっとも。
それにしても犯罪予防の対策は
まだまだアップデートは必要だなと。
そして決して難しいことではないのだと。
佐々木成三(ささき なるみ)さん、ありがとうございました。
ところできのうのブログの
5人どころか
わたしも騙されたクイズ。
私が詐欺から解き放たれたのは
講演会が終って、誘ってくれたNさんと一緒に食事して
帰宅する電車の中で「わかった!」。
「飴はガムより100円高い」「飴とガムの合計は110円」を
考え直すと、10円は「5+5=10」に
しなければいけないことがわかった。すなわち
飴の「105円」+ガムの「5円」じゃないと合計110円は成り立たない。
ガムを10円にすると飴も110円にしなければ
「飴はガムより100円高い」が成り立たないのだ。
そうしたら合計は120円になるのだ。当然合計が合わなくなる。
わかりましたか?
それではもう一つ講演で出てきたクイズを。
ケイジくんとエイジくんがいました。
このふたりは誕生日と血液型が同じです。
おかあさんとおとうさんも
2人とも同じです。
そこで、双子なの?と2人に聞いてみました。
そしたら「双子じゃないよ」と言われました。
このようなことが事実として成り立つでしょうか。
ぜひ、じっくりと考えてみてください。
答えは翌日以降のブログで。
(この項終わり)