犯罪被害者支援団体の講演会の手伝いに行く(埼玉・狭山市)

いつも食事に誘ってくれる埼玉県狭山市の知り合いから

講演会のお手伝いをお願いしたいということで

きのう狭山市の市民交流センターに行ってきた。

地元の犯罪被害者・交通被害者支援の会(オリーブ)が

一般社団法人になったのを記念してのことだった。

(ご自身も犯罪被害者遺族である佐藤咲子会長の開会の挨拶より)

狭山市長や埼玉県の犯罪被害者対策担当者、警察、市民大学同窓会の

 関係者なども出席した。)

第一部の講演では、私と同じ千葉県の弁護士会

犯罪被害に関する委員会のメンバーを務める

伊藤俊彦弁護士が

お兄さんが20歳でアメリカ・カリフォルニア州に留学した時に

カージャックに遭い銃撃死。

その後の裁判や周囲やマスコミの声など

年老いた両親を支えながら

また近しい人たちに救われたことから

自らと同じ犯罪被害者のために役立ちたいと

弁護士を志し、そして

活動から得られた犯罪被害者の支援に必要なことを

話してくれたのだ。

弁護士として犯罪被害者の支援を行う大切なこととして

遺族の声に「常に聴く」ということだと伊藤さん。

加害者に対する怒りと身内が突然奪われた悲しさ、

その思いを聞くだけではなく

時間が経つにつれてその心境も変わることもある。

これらも含めて向かいあわなけばならないと。

裁判だけでなく、その間に

被害者が自ら公判の場に参加させるためにどうするか、

民事で損害賠償を請求することを求めるか

また、マスコミや周囲への対応など

被害者遺族の支援は多岐にわたる。

じつは千葉県では国が犯罪被害者等基本法が出来たのを機に

犯罪被害者支援条例が制定・施行されたが

埼玉県のほうが早かったという。

それでも条例が施行されたことで

支援についての市町村や民間の関心や協力で

遺族を地域レベルで支え合う動きが出てきたという。

あとは住民側がいかに関心をもつかということだろう。

休憩をはさんで第2部では

地元の所沢マンドリンクラブの演奏に

参加者がときどき口ずさみながら聴き

アンコールまで出た(上を向いて歩こう・ふるさと・アンパンマンマーチ

丘を越えて・マイウエイなど)。

100席近く椅子を並べたが

すべて満員になり成功に終わって良かったということで。

ちなみに私はその椅子と机(受付など)並べと

受付の手伝い(体温計の操作にてこずった!)と

終了後の椅子の消毒と片付けと。

昼食は佐藤会長からの差し入れをいただき

残りは夕食用に持ち帰りと。

ありがとうございました。

今度は地元の犯罪被害者の支援活動も

知っておかなければ。

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